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レジのデータで絞ってLINE配信する方法|「上得意のお客様にだけ送る」を実現する手順

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レジのデータで絞ってLINE配信する方法|「上得意のお客様にだけ送る」を実現する手順

LINE単体でどこまで絞れるか つなぐのに要るのは番号 抽出から配信までの4手順

「年間の利用額が5万円以上のお客様にだけ、この案内を送りたい」。多店舗を運営されているお客様から、こうしたご相談をいただきました。レジの集計を開けば、その条件で抽出したお客様の一覧はすぐに出せます。ところがLINEの配信は、これまで全員に同じ内容を一斉に送るしかできていませんでした。データはあるのに、配信につながっていない状態です。

この記事は、同じ状況にある店舗の方に向けて書いています。LINE公式アカウントだけでどこまで絞れるのか、自店のレジのデータで絞るには何が必要なのか、そして実際の手順はどうなるのか。順番に説明します。

LIMIT

1. LINE公式アカウントだけでは、どこまで絞れるか

まず、LINE公式アカウントに標準で備わっている絞り込みの機能を確認します。絞り込み配信で配信先に指定できるのは、次の三つです。

NATIVELINE公式アカウントの絞り込み配信で指定できるもの
属性(フィルター)年齢・性別など

ここで使われる年齢や性別は、LINEの利用動向から推定された「みなし属性」です。実際と異なることがあると公式にも案内されています。利用するにはターゲットリーチが100人以上、絞り込んだ後の推計対象が50人以上必要です。

オーディエンスLINE上の行動から作る

メッセージのクリックや友だち追加の経路など、LINE上で起きたことをもとに対象の集合を作る機能です。1つのメッセージに10個まで指定できます。

過去の配信2週間以内

以前の絞り込み配信で対象になった方へ、もう一度送る指定です。配信完了から2週間を過ぎると選べなくなります。

一覧にしてみると分かりますが、この中に「自店の購買データで絞る」という手段はありません。年間いくら使っているか、最後にいつ来たか、どの商品を買っているか。こうした情報はLINE側が持っていないので、絞りようがないのです。これは機能の不足ではなく、そもそも役割が違うということです。

タグという機能もありますが、こちらはチャットの画面を開いて、お客様ごとに手で付けていく仕組みです。数十人なら現実的でも、数百人・数千人を購買実績で分類するのには向きません。

BRIDGE

2. つなぐのに要るのは、たった一つ「番号」

ではどうつなぐか。答えは単純で、レジのお客様と、LINEの友だちが同じ人だと分かる仕組みがあればいい。それが会員証です。

POS ─ レジ側

条件で抽出できる

年間利用額、最終来店日、購入した商品。条件で絞った会員番号の一覧が出せます。

会員番号で対応
CARD ─ 会員証

番号と友だちを結ぶ

会員番号とLINEの友だちの対応表を持ちます。ここが橋渡しになります。

対象を指定
LINE ─ 配信

その人たちにだけ届く

レジが出した一覧の相手にだけ、狙ったとおりに配信できます。

この形にすると、役割がきれいに分かれます。誰に送るかを決めるのはレジ側です。購買の履歴を持っているのはレジなので、条件を考えるのはそちらの仕事。届けるのはLINE側。会員証は、その二つをつなぐ対応表の役目だけを果たします。会員証システムの中で購買データを持ち直す必要はありません。

STEPS

3. 実際の手順は、四つ

1

レジで条件を作って抽出する

「年間利用額5万円以上」「最終来店から3か月以上」といった条件で集計します。多くのレジには、この手の抽出機能が備わっています。出力されるのは会員番号の一覧です。

2

その一覧を貼って、タグを付ける

会員証システムの一括タグ付与の画面に、番号の一覧を貼り付けます。該当する会員が特定され、まとめてタグが付きます。貼り方は次の4で説明しますが、難しい作業ではありません。

3

そのタグで絞って配信する

付けたタグを配信の対象に指定します。ここまで来れば、レジで決めた条件どおりの相手にだけメッセージが届きます。

4

結果を見て、次の条件を決める

送った相手が来店したかどうかは、会員証の提示で分かります。反応が良かった条件は残し、悪かった条件は切り方を変える。ここまでが一周です。

作業としては、慣れれば10分ほどで終わります。番号をどの形で渡すかだけ導入のときに決めておけば、あとは毎回これを繰り返すだけです。

EASY

4. 貼り付けの作業は、難しくありません

手順2の「一覧を貼る」を難しく感じられるかもしれませんが、実際にはレジから出した番号の一覧を、そのまま貼り付けていただくだけです。全角の数字は自動で半角に変換されますし、区切りは改行でもカンマでもタブでも読み取れます。CSVをそのまま取り込むこともできます。

一点だけ知っておいていただくとよいのは、貼った件数と、一致した件数がずれることがあるという点です。たとえば500人ぶんの番号を貼ったのに250人しか一致しない、というような場合です。原因はたいてい番号の書き方にあります。

多店舗の場合、会員番号が店舗ごとの連番になっていることがあります。この形だとA店の50001番とB店の50001番が別のお客様になるため、数字だけを渡されても誰なのかが決まりません。決まらないものを推測で当ててしまうと、関係のないお客様にタグが付いて、そのまま配信が飛びます。ですから、特定できない入力は当てにいかず、そこで止まる作りになっています。件数が合わないのは不具合ではなく、この安全側の動きによるものです。

この場合は、店舗番号と会員番号を組にした形で出していただくか、CSVで店舗の列を添えていただければ解決します。とはいえ、どの形で渡すのが最適かは、お使いのレジの出力を拝見してこちらで判断し、ご提案します。導入のときに一度決めてしまえば、以降は同じ形で出していただくだけです。

不安な場合は、タグを付けずに照合だけを実行して件数を確認することもできます。一致した件数と、見つからなかった入力の一覧が先に出るので、そこで想定と合っているかを確かめてから付けられます。運用に慣れるまでは、この確認を挟んでいただくと安心です。

SEGMENT

5. どんな条件で切るか

「どんな条件で抽出すればいいですか」ともよく聞かれます。実際に使われている切り口を挙げます。いずれもレジ側で集計できるものです。

SEGMENTレジの集計から作る切り口
最後の来店から3か月以上まずこれ

離れかけているお客様です。全員配信では埋もれますが、この方たちだけに絞れば、内容も文面も変えられます。効果がいちばん分かりやすい切り口です。

年間の利用額が一定以上次にこれ

よく来てくださる方です。全員に配る割引を、この方たちには送らないという判断もできます。安売りを届ける相手を絞る、という使い方のほうが効くことがあります。

特定の商品・メニューだけを使っている案内の余地がある

片方しか使っていない方に、もう片方を案内する切り口です。ご存じないだけ、ということが実際にあります。

今月が誕生月月次で付け替える

毎月付け替える前提の切り口です。前月のタグを外す手間があるので、タグ名に月を入れて別々に作るほうが運用しやすくなります。

最初から10も20も作ると、どれを更新すべきか分からなくなって、結局どれも使われなくなります。まずは一つ目だけでも構いません。離れかけている方に届いたかどうかは、来店の数字にいちばん早く出ます。

UPDATE

6. タグは条件ではなく、その時点の名簿

運用に入る前に、一つだけ知っておいていただきたいことがあります。タグは条件を保存しているわけではありません。「年間5万円以上」という条件で付けても、保存されるのは条件ではなく、その時点で該当した人の一覧です。翌月に5万円を超えた人へ自動でタグが付くことはありませんし、下回った人から外れることもありません。

ですから、定期的にレジから抽出し直して付け直す運用になります。タグ名に「◯月時点」のように時点を入れておくと、あとから見て何のタグか分かります。逆に「優良顧客」とだけ付けると、半年後には誰も更新の基準を思い出せません。

配信の絞り込みでタグを複数選んだときは「どれかに当てはまる人」になるのが一般的です。「AとBの両方に当てはまる人」を出したい場合は、レジ側でその条件を掛け合わせて抽出し、その結果に1つのタグを付けるほうが確実です。ここでも、条件を考えるのはレジ側、という分担に戻ってきます。

SUMMARY ─ レジの条件でLINE配信する

LINE単体 みなし属性とLINE上の行動 / 購買データでは 絞れない

つなぐ鍵 会員番号 ↔ 友だち の 対応表(=会員証)

手  順 レジで抽出 → 貼ってタグ → タグで配信 → 結果を見る

お客様は レジで条件を決めて 一覧を出すところまで

SUPPORT

7. レジのデータを使った配信は、まとめてお引き受けします

ここまで読んでいただいて、「やることは分かったが、自店のレジで同じことができるのかが分からない」と思われたなら、そこからは私たちの仕事です。

お使いのレジで会員番号がどんな形で出せるのか、抽出の条件をどこまで作れるのか、その出力をそのまま使えるのか。ここを確認して、番号の渡し方を決め、タグの設計を整え、配信までつなぐところまでをお手伝いしています。会員証をこれから導入される場合は、いまお使いの会員番号を引き継ぐ設計から始めます。

お客様にしていただくのは、レジで条件を決めて一覧を出すところまでです。そこから先の、番号の形を合わせる作業も、タグの作り方も、配信の設計も、こちらで受け持ちます。レジに貯まっているデータを使ってLINE配信をしたい、という段階でご相談いただければ、その先はお任せいただけます。まずはお使いのレジの機種名と、出せる集計の例を教えてください。実現できるかどうかを、その場でお答えします。

FAQ

よくあるご質問

QLINE公式アカウントだけで、上得意のお客様にだけ送ることはできませんか。

できません。絞り込みに使える属性は年齢や性別などで、しかもLINEの利用動向から推定されたものです。自店でいくら使っているかという情報はLINE側にないため、購買実績で絞ることはできません。レジのデータを使うには、会員番号とLINEの友だちを結びつける仕組みが必要になります。

Qレジの会社には、何を聞けばいいですか。

「条件を指定して会員の一覧を抽出できますか」の一点で十分です。出せるのであれば、その一覧をどう受け取るかはこちらで合わせます。もし聞きにくい場合は、レジの画面や出力の例を見せていただければ、こちらから必要なことを確認します。

Qパソコンの操作が苦手なのですが、できますか。

レジで出した一覧をコピーして、貼り付けていただくだけです。CSVをそのまま取り込むこともできます。番号をどの形で渡すのが最適かは、導入のときにこちらで確認してお決めしますので、以降は同じ形で出していただくだけになります。

Q会員が何人くらいから、絞り込む意味が出ますか。

数百人を超えたあたりからです。全員に送っても通数が収まるうちは一斉配信でも構いませんが、人数が増えると通数が費用に直結しますし、関係のない案内が届いた方からブロックされやすくなります。絞り込みは、費用とブロックの両方に効きます。

Q間違えて付けたタグは、まとめて外せますか。

条件を指定して一括で外す機能は一般に用意されていません。付けるのは一括、外すのは手作業になりがちです。付ける前に「確認だけ実行」で一致件数を見る運用にしてください。

レジには、誰がいくら使っているかというデータがあります。LINEには、その人に確実に届く経路があります。この二つは、会員番号でつなぐだけで一つの仕組みになります。あとはレジで条件を作り、番号の一覧を渡すだけです。難しい作業はありません。自店のレジで実現できるかどうかが分からない、という段階からご相談ください。

「レジから出した一覧を使って、この人たちにだけ配信したい」というご相談を承っています。お使いのレジの機種名と、出せる集計の例を教えていただければ、そのまま使えるかをその場でお答えします。
誰に何回送るかの考え方はLINE配信は誰に何回送ればいいのか、配信が止まったときの見方は配信が途中で止まる・届かないときにまとめています。既存の会員番号を引き継ぐ話は紙のポイントカードからLINE会員証へ移行する方法をご覧ください。

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