紙のポイントカードからLINE会員証へ移行する方法|番号を引き継ぐ手順とデータの扱い

紙のポイントカードから、LINE会員証へ ─ 番号を引き継ぐ移行の手順
「今使っている紙のカードの番号、そのまま引き継げますか」。紙のポイントカードをLINEに移すご相談で、いちばん多い質問がこれです。答えは、引き継げます。しかも、番号を引き継ぐか、この機会に新しく振り直すかを、お店で選べます。
この記事では、紙のポイントカードからLINE会員証へ移す具体的な手順を、実際の導入の流れに沿って書きます。既存のお客様をどう切り替えるか、お店の顧客データはどうなるのか、紙のカードはどう扱うのか。小売やサロン、フラワーショップなど、会員カードを配っているお店なら業種を問わず同じ考え方で進められます。大がかりなデータ移行や、お店を止めての切り替えは必要ありません。読み終えたときに、自分の店ならどう移すかを具体的に描ける状態を目指します。
移行のやり方は、2つから選べる
紙のカードからLINEへの移し方には、番号を引き継ぐ方式と、新しく振り直す方式の2つがあります。会員証の初回発行のとき、お客様に「既存のカードをお持ちですか」と尋ねる画面を出し、新規か既存かを選んでもらう流れです。すでに番号入りのカードを大量に配っているお店は、番号が食い違わないよう「引き継ぐ」を選ぶと安心です。実際、小売店だけでなくフラワーショップなどでも、この一画面で新規と既存をお客様自身に選んでもらう形で運用されています。会員カードを配るお店であれば、業種を越えて同じ仕組みがそのまま通用します。
手持ちのカード番号を読み取るか入力し、事前に預かった情報で本人確認して同じ番号を引き継ぎます。紙とLINEで番号が食い違いません。
その場で新しい番号を自動で振ります。番号が変わるので、利用開始と引き換えに紙のカードを回収し、二重管理を残さないのがコツです。
移行しても、変わらないもの
会員の有効期限、購入や利用の履歴、電話番号での呼び出し、貯まったポイントは、これまでどおり使えます。移行はあくまで「呼び出す道具」を紙からスマホに替えるだけで、お店の顧客データそのものには手を入れません。
引き継ぐか、新しく振り直すかを選べます(前の章のとおり)。振り直す場合も、変わるのは番号だけです。
お客様は友だち追加と簡単な登録だけ。次回来店のときに、お使いのレジ・POSで会員証を一度読み直せば、以降はスマホの提示だけで呼び出せます。
既存のお客様を切り替える手順
いまの番号体系を確認する
紙カードの番号の桁数や採番のルールを確認し、番号を引き継ぐか新しく振り直すかを決めます。既存とLINEを離れた番号帯(たとえば既存が数千番台ならLINEは5万番以降)に分けておくと、後で役立ちます。
LINEに会員証を用意する
LINE公式アカウントに会員証機能を組み込み、店頭にQRコードと案内のPOPを置きます。すでに公式アカウントをお持ちなら、いまの友だちを引き継いだまま機能を後付けできます。
お客様に登録してもらう
友だち追加のあと、「既存のカードをお持ちですか」で新規か既存かを選択。既存の方は、事前に預かった誕生日や電話番号の下4桁などで本人確認をして、同じ番号を引き継ぎます。
会計時に一度だけ紐付ける
次回来店のとき、お使いのレジ・POSのカード再発行(会員番号変更)の機能で、LINE会員証を一度読み直します。「番号を変更しますか」に応じるだけで完了し、以降はLINEの提示だけで呼び出せます。
紙のカードを引き取る
番号を振り直した場合は、利用開始と引き換えに紙のカードを回収します。紙とLINEの二重管理を残さないことが、現場が混乱しないコツです。
切り替えが進むと、店頭で便利なことが起こります。レジやPOSで呼び出したときに表示される番号が、LINE由来の番号かどうかで、そのお客様がすでにLINE会員かが一目で分かります。登録済みの方には案内不要、未登録の方にだけ「LINEでも会員証になります」と一声かければよく、店頭の案内に無駄が出ません。この一声が、そのまま会員登録を増やしていきます。紙のカードを忘れて来店した方ほど、その場でLINEに切り替わっていくので、移行は日々の会計のなかで自然に進んでいきます。
すぐに移らないお客様は、併用でいい
全員を一度に移す必要はありません。スマートフォンをお持ちでないお客様には、従来の紙のカードを続けてもらえば済みます。番号の体系が同じなので、レジ・POSの操作はどちらのお客様に対しても変わりません。多くのレジ・POSは会員バーコードを複数の種別で持てるため、紙・アプリ・LINEが混在してもかまいません。
ご高齢のお客様を心配される方は多いのですが、いまはLINEの利用率が高く、9割ほどの方がすでに使っています。登録につまずく方は店頭で手伝えば大丈夫です。だらだらと紙を併用し続けるより、「今後は段階的に紙のカードを切り替えていきます」と方針を伝えたほうが、かえって移行はスムーズに進みます。家族で1枚のカードを共有してきた場合は、代表の方がLINEで引き継ぎ、ほかのご家族は各自のスマホで別に登録する形になります。
移行で、消えていくコスト
紙のカードは、作るだけで1枚あたり数十円から数百円かかり、まとまった単位で発注して在庫として持ち、紛失時には再発行の手間もかかります。LINEに移せば、このカードにまつわる費用と手間がまるごと消えます。カードがそのまま割引券になっているお店でも、LINE会員証の提示で同じ割引を受けられる設計にすれば置き換えられます。
案内の送り方も変わります。紙のDMは1通あたり100円前後、ハガキでも数十円かかりますが、LINEの配信は1通あたり数円の桁です。季節のハガキで来店を思い出してもらっていたお店も、その役割をそのままLINEの配信に引き継げます。カードとDM、両方の固定費が下がるので、会員が増えても販促のコストは重くなりません。紙のカードにかけていた費用を書き出してみると、移行のメリットは月額の数字より大きく見えてくるはずです。
よくある質問
Q今の会員番号は、そのまま引き継げますか。
引き継げます。手持ちのカード番号を読み取るか入力し、事前に預かった誕生日や電話番号の下4桁などで本人確認をして、同じ番号でLINE会員証を発行します。番号入りのカードを大量に配っているお店ほど、この方式をおすすめします。
Q移行のあいだ、紙のカードはどうすればいいですか。
番号を引き継ぐ場合はそのまま併用でき、番号を振り直す場合は利用開始と引き換えに回収します。二重管理を残さないのがコツです。スマホをお持ちでないお客様は、紙のカードを続けてもらえば問題ありません。
Qお店の顧客データやポイントは、消えませんか。
消えません。有効期限・利用履歴・電話番号での呼び出し・貯まったポイントは、これまでどおりです。移行で変わるのは会員番号だけで、顧客データそのものには手を入れません。
Qお客様がスマホを機種変更したら、データは消えますか。
消えません。会員証はLINEのアカウントに紐づいているので、機種変更のときにLINEを引き継げば、会員証もポイントもそのまま移ります。
Q切り替えに、お店側の手間はどれくらいかかりますか。
既存のお客様は、次回来店のときにレジ・POSで会員証を一度読み直すだけです。全員を同時に移す必要はなく、来店のたびに少しずつ切り替わっていくので、まとまった移行作業は発生しません。
Q紙とLINEの会員が混在するあいだ、レジで見分けはつきますか。
つきます。LINE会員に、既存とは離れた番号帯を割り当てておけば(たとえば桁数を変える、先頭の番号を分けるなど)、レジ・POSで呼び出した瞬間に、そのお客様がLINE会員かどうかが分かります。登録済みの方には案内不要、未登録の方にだけ勧められるので、店頭が混乱しません。
Qすでに独自アプリを使っています。そこからLINEへ移せますか。
移せます。独自アプリはインストールの手間があって開封率が伸びにくい一方、LINEは友だち追加だけで済み、通知が届きやすくなります。アプリからLINEへ切り替えて、クーポンの開封率が大きく上がった例もあります。急がず、しばらく併用しながら移していくこともできます。
一度にではなく、来店のたびに
いまお使いの会員カードの番号体系(桁数や採番のルール)と、レジ・POSの機種を教えていただければ、番号を引き継げるか、どちらの方式が向くかをその場でお答えします。移行の進め方はL会員証のサービスページにもまとめています。急いでいなくても、まずは番号を引き継げるかどうかだけ先に確かめておくと、あとの判断がぐっと早くなります。移行の話に限らず、LINE会員証で何ができるのかを通しで知りたい方はこちらの解説をどうぞ。
いまの会員カードの写真が1枚あれば、番号を引き継げるかの判定から承ります。
お使いのレジ・POSで、そのまま移行できるかどうかも無料でお答えします。