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デジタル会員証の導入方式を比較|4つの選び方と、自分の店に向くのはどれか

COMPARISON4 WAYS TO GO DIGITAL

デジタル会員証の導入方式を比較 ─ 4つの選び方と、自分の店に向くのはどれか

付属の専用アプリ パッケージ型(本命) 独自アプリ・個別開発

「会員証をデジタルにしたいけれど、うちのレジに付いてくるアプリくらいしか選択肢がなくて」。デジタル会員証のご相談で、けっこうな割合でこの言葉を聞きます。実際には方式はいくつもあるのですが、そもそも他のやり方があること自体が知られていない、というのが実情です。

この記事では、デジタル会員証の導入方式を4つに整理して比較します。費用そのものの内訳は費用相場の記事にゆずり、ここでは「どれを選ぶと、何が起きるか」「自分の店にはどれが向くか」に絞ります。小売・サロン・飲食・クリーニング・温浴など、会員証を配っているお店なら業種を問わず同じ物差しで選べます。読み終えたときに、4つのうち自分の店はどれで始めるべきか、迷わず言える状態を目指します。

4 WAYS

デジタル会員証の、4つの導入方式

会員証をデジタルにする方法は、大きく4つに分けられます。①いま使っているシステムに付属する専用アプリ(レジ・予約管理・モバイルオーダーなど、業種によって提供元はさまざま)、②自社専用のアプリを一から開発してアプリストアで公開する、③要件に合わせてゼロから個別開発する、④LINEなどのプラットフォームに載せるパッケージ型のサービスを月額で使う、の4つです。順に、初期の重さ・立ち上げの速さ・会員の増えやすさ・向く店を並べて見ていきます。

① 付属の専用アプリ
初期システム側に依存
立ち上げすぐ使える
会員の増え方伸びにくい

いま使うシステムに付いてくるので手早く始められますが、アプリのため登録に一手間かかり、通知も届きにくい傾向。伝票履歴やポイント残高の表示など、システム連動の機能が強みです。

② 独自アプリを開発
初期数百万円〜
立ち上げ審査含め1か月〜
会員の増え方伸びにくい

独自の機能や決済を主役にできますが、アプリストアの審査で公開まで1か月ほど、その先も「入れてもらう」壁が続きます。開発と保守の負担が大きく、規模のある店向けです。

③ 個別開発(フルスクラッチ)
初期数百万円〜
立ち上げ数か月
会員の増え方要件しだい

要件にぴったり合わせられる反面、費用は大きく、規模によっては月々の運用費もかさみます。特殊な要件があり、予算を取れる大規模な事業者向けの選択肢です。

④ パッケージ型(LINE会員証)
初期数万円〜
立ち上げ審査不要ですぐ
会員の増え方増えやすい

LINEなどに載せる既製サービスを月額で使う方式。友だち追加だけで登録でき、通知も届きやすいので、会員の母数をつくりやすいのが最大の強み。まず始めたい中小のお店に向きます。

4つを並べると、①と②はアプリ、③は作り込み、④は既製サービス、という色分けになります。ここで多くのお店の判断を分けるのが、費用よりも「会員がどれだけ増えるか」です。せっかく入れても会員が集まらなければ、配信もクーポンも届く相手がいません。次の章で、ここがいちばんはっきり分かれます。

KEY GAP

いちばん差が出るのは「会員の増えやすさ」

RESULT ─ アプリ方式と LINE で分かれる点

メッセージの開封率 アプリ 約1割 / LINE 大きく上回る

登録のハードル   アプリ DLの壁 / LINE 友だち追加だけ

立ち上げ      アプリ 審査で約1か月 / LINE 審査不要

※会員数の絶対値は客数で決まります。ここは「同じ客数でどれだけ登録・到達するか」の差です。

アプリ方式(①②)で共通してつまずくのが、この3点です。アプリはインストールという最初の壁があり、店頭で案内しても「あとで入れます」と言われて、そのまま登録されないことがよくあります。届いたメッセージの開封率も、店舗アプリではおよそ1割にとどまる、という数字が業界でおおよそ知られています。一方でLINEは、友だち追加だけで登録が済み、通知も日常の中で目に入るため、同じ客数でも登録率も到達率も大きく上回ります。実際、専用アプリでは会員が数百人で頭打ちだった店が、LINEに替えて数千人規模まで伸びた、という例もあります。

理由はシンプルで、アプリは「わざわざ開くもの」だからです。通知を切られ、そもそもどこにあるか探せない、という声も現場では珍しくありません。対してLINEは家族や友人とのやり取りで毎日開くので、お店からの一通も自然と目に入ります。もう一つ、LINEには「まだこの店を使っていないが、友だち追加には慣れている」見込み客でも登録できる強みがあります。来店した人しか会員にできないアプリと違い、入り口が広いぶん母数が伸びやすいわけです。

BOTH

「アプリかLINEか」ではなく、役割で分ける

ここまで読むと「では今あるアプリはやめるべきか」と思われるかもしれませんが、二者択一にする必要はありません。実際、両方を使っているお店は多く、それはアプリだけではメッセージが届かないからです。役割で分けて考えると整理できます。伝票のお渡し履歴やポイント残高、決済まで含めた高機能なアプリは、毎週のように来るヘビーユーザー向け。インストール不要で誰でも入れるLINEは、年に1〜2回しか来ないライトな客層と、これから来てほしい見込み客向け。この二層は重ならないので、両方あって困りません。

併用するときも、窓口を増やしすぎないのがコツです。会員証の入り口が3つも4つもあると、お客様は「あれもこれも登録して」で混乱し、スタッフも案内しきれません。情報発信の中心はLINEに寄せ、アプリはリッチメニューからリンクでつなぐ、といった形にすると現場がすっきりします。会計のときにお客様を呼び出せば、その方がすでにLINE会員かどうかは番号ですぐ分かるので、未登録の方にだけ声をかければ足ります。多くのレジ・POSは会員バーコードを複数の種別で持てるため、既存のカードやアプリの番号を残したまま、LINE会員証の番号を足して併存させられます。

CHOOSE

自分の店には、どれが向くか

GUIDE向き・不向きの見分け方
まず会員の母数をつくりたい/幅広い客層/コストを抑えたい④ パッケージ型

中小のお店の多くはここです。立ち上げが速く、友だち追加だけで会員が集まるので、配信やクーポンの届く相手を短期間でつくれます。まず始めて、足りない機能が出たら足していく進め方に向きます。

毎週来るヘビーユーザーが中心/決済や独自機能が主役①② アプリ + ④併用

来店頻度が高く、決済やポイント運用まで作り込みたいお店は、アプリの強みが生きます。ただしメッセージを届ける役割はLINEに持たせ、併用するのが現実的です。

特殊な要件がある/大規模で予算を取れる③ 個別開発

既製サービスでは満たせない独自要件があり、初期数百万円・規模により月々の運用費も見込める事業者向け。まずパッケージ型で試し、必要になってから個別開発に進む順序でも遅くありません。

迷ったら、④のパッケージ型から始めるのが失敗しにくい選び方です。理由は、いちばん取り返しがつくからです。会員の母数を早くつくれるうえ、今のレジ・POSがバーコードを読めればそのまま使え、あとから機能を足したり、必要なら個別開発に発展させたりもできます。逆に、いきなり数百万円の開発から入ると、会員が集まらなかったときの後戻りが重くなります。まず小さく始めて母数をつくり、手応えを見てから広げる。これが、どの業種でも通用する順番です。

FAQ

よくある質問

Q4つのうち、まずどれを検討すべきですか。

多くの中小のお店は、パッケージ型(LINE会員証)から検討するのが向いています。立ち上げが速く、友だち追加だけで会員が集まるため、配信やクーポンの届く母数を短期間でつくれるからです。足りない機能が出てきたら、そのとき足していけます。

Qすでにシステム付属のアプリを使っています。乗り換えるべきですか。

二者択一にする必要はありません。伝票履歴やポイント残高など連動機能はアプリの強み、メッセージの到達と会員の集めやすさはLINEの強みで、役割が違います。届けたい情報が届いていないなら、LINE側に会員証を用意して併用するのがおすすめです。

Q自社アプリを作るのと、LINE会員証は何が違いますか。

大きいのは、登録のハードルと到達率です。自社アプリはインストールの壁があり、公開まで審査でおよそ1か月、メッセージの開封率も1割ほどにとどまりがちです。LINE会員証は友だち追加だけで済み、通知も届きやすいので、同じ客数でも会員が増えやすくなります。

Q個別開発だと、いくらくらいかかりますか。

要件によりますが、初期で数百万円かかることが多く、規模によっては月々の運用費が数十万円という例もあります。特殊な要件と予算がある場合の選択肢です。まずパッケージ型で始め、必要になってから個別開発に発展させる進め方もできます。

Qどの方式でも、今のレジ・POSはそのまま使えますか。

会員バーコードが読めるレジ・POSであれば、方式を問わず使えます。パッケージ型の場合は、既存のカードやアプリの番号を残したまま、会員バーコードの種別を1つ足してLINE会員証の番号を追加登録する形が一般的です。スキャナーがなければ、後付けで対応できます。

SUMMARY

まず小さく始めて、母数をつくる

デジタル会員証の導入方式は、付属アプリ・独自アプリ・個別開発・パッケージ型の4つ。費用の重さより先に効いてくるのは、会員がどれだけ増えるかです。アプリはインストールの壁と低い開封率でつまずきやすく、LINEに載せるパッケージ型は友だち追加だけで母数をつくれます。多くのお店は、まずパッケージ型で小さく始めて母数をつくり、足りなければ機能を足すか個別開発へ発展させる──この順番が、いちばん後戻りの少ない選び方です。

いまお使いのレジ・POSや予約・顧客管理システムの種類と、会員証で何を実現したいか(会員を増やしたい、配信を届けたい、ポイントを運用したい、など)を教えていただければ、4つのうちどれが向くかをその場でお答えします。パッケージ型の具体的な仕組みはL会員証のサービスページにまとめています。大きな投資を決める前に、まずは自分の店がどの方式で始めるべきかだけ、先に見極めておくと判断が早くなります。4つの方式に入る前の前提となる話は、LINE会員証の全体像にまとめています。

お使いのレジ・POSや予約管理システムを教えていただければ、4つの方式のどれが向くかを無料でお答えします。
今の会員アプリからの併用・切り替えのご相談も承ります。

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