LINE会員証の導入期間|決定から稼働までどれくらい?始めるタイミング

LINE会員証は、決めてから稼働までどれくらい ─ 期間の目安と、始めるのに向くタイミング
「来月のセールに間に合わせたいんですが、会員証って何か月かかりますか」。導入のご相談で、期間の話は必ずと言っていいほど出ます。頭にあるのは、たいてい自社アプリの話です。アプリを作るとなると、アプリストアの審査があって公開まで一か月ほど、というイメージが先にあるので、会員証も同じくらい待つものと身構えておられる。実際に必要な期間はもっと短く、しかも店側が手を動かす部分はごくわずかです。
この記事では、LINE会員証を「やろう」と決めてから、店頭でお客様に案内できる状態になるまでの期間の目安と、一年のうちどのタイミングで始めるのが現場に優しいかを整理します。既存の公式アカウントに後付けする話や、紙・アプリからの番号の引き継ぎ方は別の記事にゆずり、ここは「どれくらいで動くか」「いつ始めるか」に絞ります。小売・サロン・飲食・クリーニング・温浴など、会員証を配っているお店なら業種を問わず同じ物差しで読めます。
決めてから稼働まで、どれくらいか
結論から言うと、導入は大掛かりな工事のようなものではなく、おおよそ一か月あれば稼働まで届きます。数店規模までなら、実際には一か月かからずに立ち上がることも珍しくありません。逆算すると、始めたい時期の一か月ほど前にご相談いただければ、そこから準備を進めて間に合う、という感覚です。「来月のセールから使いたい」であれば、いま動き出せば十分に届く距離だということです。流れを追うと、次のようになります。
始めたい時期の約1か月前に相談する
開始希望日から逆算して、一か月ほど前にご連絡いただくのが目安です。ここで会員番号の桁数やポイントの扱い、案内の仕方など、店ごとの仕様をすり合わせます。相談から稼働までの実作業が、この一か月に収まります。
会員証を用意する(店は待つだけ)
すり合わせた仕様に沿って、こちら側でLINE上に会員証を組み立てます。この段階で店側にしていただく作業はほとんどなく、確認のやり取りが中心です。手を止めて待つ時間は生まれません。
読み取りの機材をそろえる
会員バーコードを読むスキャナーが必要です。設定を済ませた機材を導入日までに送るか、当日に持参する形が取れるので、店側は機械の準備で悩む必要はありません。詳しくは後の章で触れます。
スタッフが操作に慣れる
稼働の前に、会計時の読み取りや登録の案内を数回試しておきます。既存のレジ・POSの操作に読み取りが一手間加わるだけなので、慣れるのに長い研修はいりません。
店頭で案内を始める=稼働
QRコードと案内のPOPを置き、会計のときに「LINEでも会員証になります」と一声かければ稼働です。ここから友だち追加で会員が積み上がっていきます。
ここで押さえておきたいのは、この一か月はあくまで「店頭で案内を始められる状態」までの期間だということです。すでにお店にいる既存の会員を、LINE会員証へ移していくのはまた別の時間軸で、こちらは日々の来店のなかで少しずつ進みます(後の章で触れます)。まず動く状態をつくるまでが一か月、と切り分けて考えると、予定が立てやすくなります。
なぜ、アプリより早く始められるのか
自社アプリ 公開まで 審査で約1か月 / LINE会員証 審査なし
ミニアプリ型 LINE社へ 申請が必要 / LINEログイン方式 申請なし
店側の機材 読み取り機は 設定済みで届く / 導入日まで準備なし
※期間は店の規模や仕様で前後します。ここは「待たされる関門があるかどうか」の差です。
期間の差を生んでいるのは、立ち上げの前に「待たされる関門」があるかどうかです。自社でアプリを作る場合、完成しても、アプリストアの審査を通って公開されるまでにおよそ一か月かかります。この審査は自分たちでは早められない待ち時間です。LINE会員証は、この関門そのものがありません。会員証はLINEにログインする仕組みの上で動くもので、店ごとに個別のアプリを審査に出す必要がないため、機材など店側の準備が整えば、待たずに始められます。
もう一つ紛らわしいのが「ミニアプリ」との違いです。LINEの中で動く仕組みには、LINE社への申請が要るミニアプリという形式もあります。ただ、ここでお話ししている会員証はミニアプリではなく、LINEログインを使う方式で立ち上がるため、その申請の順番待ちも発生しません。関門が二つとも無いぶん、決めてから動き出すまでの立ち上がりが速い、というのがからくりです。「アプリだから一か月以上かかるはず」という先入観は、ここで外れます。
店舗数が増えると、期間はどう変わるか
一店舗、あるいは数店であれば一か月かからない距離ですが、複数の施設を一斉に立ち上げたいときは、その分だけ時間が延びます。会員証はLINE公式アカウント単位でセットアップするので、施設ごとに個別の準備が要るからです。ただし各施設の仕様がそろっていれば、一施設ずつ順番に、という話にはなりません。仕様が共通なら、二十ほどの施設を一斉に立ち上げても一か月半あたりが目安です。施設の数が増えるほど期間は延びていく、という比例の関係で捉えておくと見積もりを誤りません。
仕様のすり合わせから機材の準備までがコンパクトに収まります。「来月から」に間に合わせやすい規模です。
施設ごとにアカウント単位の準備が要るため、数が多いほど延びます。仕様を共通化しておくと短くまとまります。
一年のうち、いつ始めるのがいいか
期間の次に効いてくるのが、始めるタイミングです。ここには一つ、はっきりした答えがあります。会員がいちばん増えるのは繁忙期で、その前の閑散期に始めておくのが理想だということです。人手も気持ちも余裕のない繁忙期のさなかに新しい運用を始めると、案内が回らず、スタッフも操作に不慣れなまま数だけ来てしまいます。逆に、客足が落ち着いている時期に立ち上げておけば、スタッフが読み取りや案内に慣れた状態で書き入れどきを迎えられます。慣れた頃にいちばんお客様が来る、という順番になるわけです。
繁忙期がいつかは業種で違います。小売なら歳末やお中元・お歳暮の時期、サロンなら成人式や卒業シーズン、飲食なら忘年会シーズン、クリーニングなら衣替えの入れ替わり、温浴なら連休といった具合です。自分の店の繁忙期を思い浮かべ、その一つ手前の落ち着いた時期に照準を合わせるのが、いちばん現場に優しい始め方です。セールやキャンペーンを控えているなら、その開始日に稼働がそろうよう、逆算して一か月前あたりから動き出すと、慣らし運転を済ませてから本番に入れます。
客足が落ち着いているうちにスタッフが操作と案内に慣れ、会員がいちばん増える繁忙期を、準備の整った状態で迎えられます。もっとも無理のない始め方です。
開始日から一か月ほど前に動き出せば、慣らし運転を済ませて本番に入れます。案内に人が集まる時期なので、会員を一気に増やす好機になります。
お客様は多いのに、案内やスタッフの慣れが追いつきません。人が来る時期ほど、始めるのは早めに済ませ、当日は運用に集中できる状態にしておくのがおすすめです。
店側の準備は、ほとんど要らない
「一か月あるなら、店で何を用意しておけばいいのか」とよく聞かれますが、身構えるほどのことはありません。必要なのは、会員バーコードを読み取るスキャナーくらいです。いまのレジ・POSにスキャナーが付いていなくても、後付けで足せば始められますし、機種によっては補助金の対象機器に含められる場合もあります。会員証のために大がかりな入れ替えをする、という話にはなりません。
始める前に、確かめておくとよいこと
スムーズに一か月で進めるために、事前に見ておくとよい点が一つあります。過去にLINE公式アカウントへ外部の拡張ツールを入れたことがあると、その設定が残っていて、会員証に必要なLINE側の開発機能が使えない状態になっている場合があります。心当たりがあれば、導入の前に確認しておくと、後戻りが避けられます。すでに公式アカウントを運用してきたお店ほど、ここは一度見ておく価値があります。
もう一点、期間の話でよく混同されるのが、既存会員の移行です。いまお店にいる会員をLINE会員証へ移すのは、稼働までの一か月とは別の時間軸で進みます。既存の顧客データにはLINEのID情報がないため、既存会員をまとめて一括で取り込むことはできません。来店したお客様から順に案内し、レジ・POSのカード再発行(会員番号変更)で一人ずつ紐づけていく形です。そのため、店の顧客データとLINE会員がほぼ重なる状態になるまでは、案内を続けて業種によっては半年から一年ほどかかります。とはいえこれは待ち作業ではなく、日々の会計のなかで自然に進むものです。稼働は一か月、既存会員が乗り換わりきるのは数か月から一年、と二段構えで捉えておくと、社内での説明もぶれません。
「新しい仕組みを入れると、現場が混乱するのでは」という心配もよく聞きます。これまでの導入先で、会員証を始めたことで現場が回らなくなった、という事態は起きていません。既存のレジ・POSの運用に、会計時の読み取りが一手間加わるだけだからです。始める時期さえ繁忙期を外しておけば、慣らす余裕も十分に取れます。
よくある質問
Q決めてから、どれくらいで店頭で使えるようになりますか。
一店舗や数店であれば、おおよそ一か月、実際には一か月かからずに稼働まで届くことが多いです。始めたい時期の一か月ほど前にご相談いただければ、そこから準備を進めて間に合わせられます。大掛かりな工事のような期間は必要ありません。
Q自社アプリより、なぜ早く始められるのですか。
自社アプリはアプリストアの審査で公開まで一か月ほどかかりますが、LINE会員証はこの審査がいりません。LINE社への申請が要るミニアプリとも別で、LINEログインを使う方式のため申請の順番待ちも発生しません。待たされる関門が無いぶん、立ち上がりが速くなります。
Qいつ始めるのが、いちばんいいですか。
繁忙期の一つ手前の閑散期がおすすめです。会員がいちばん増えるのは繁忙期なので、その前に立ち上げてスタッフが操作と案内に慣れておけば、書き入れどきを整った状態で迎えられます。セールに合わせるなら、開始日の一か月ほど前から動き出すと、慣らし運転を済ませて本番に入れます。
Q店側で、事前に用意しておくものはありますか。
会員バーコードを読み取るスキャナーが要りますが、設定を済ませた機材を導入日までに送るか当日に持参するので、店側で特別に準備しておくことはありません。いまのレジ・POSにスキャナーが無くても後付けで足せて、補助金の対象機器に含められる場合もあります。
Q今いる会員が全員移るまで、稼働は待つのですか。
待ちません。店頭で案内を始められる状態になるまでが一か月で、既存会員の移行はそれとは別に、来店のたびに一人ずつ進みます。顧客データとLINE会員がほぼ重なるまでは、案内を続けて半年から一年ほどかかりますが、これは日々の会計のなかで自然に進むものです。
一か月で動かし、閑散期に始める
始めたい時期やセールの予定、店舗数、を教えていただければ、どのくらいの期間で稼働まで届くか、いつ動き出せば間に合うかをその場でお答えします。稼働までの流れや仕組みはL会員証のサービスページにまとめています。「来月から使いたい」でも間に合う距離なので、まずは自分の店の予定に合うかどうかだけ、先に確かめておくと判断が早くなります。期間の前に何ができる仕組みなのかを知りたい方は、LINE会員証の全体像からどうぞ。
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