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レジ・POSと連動したポイントは、どこまでできる?|連携の可否と、できないときの代替

POS × POINTHOW FAR CAN IT LINK

レジ・POSと連動したポイントは、どこまでできる? ─ 連携の可否と、できないときの代替

判断は2つの問いで 残高の表示は要相談 連動なしの代替もある

「レジに貯まっているポイントを、そのままLINEの会員証にも出せますか」。ある整骨院の受付で、院長さんからこう聞かれたことがあります。長く使ってきた顧客管理の画面に会員ごとのポイント残高が入っていて、それをLINE会員証の画面にも同じ数字で表示したい、という相談でした。結論から言うと、これは「そのままできる場合」「お使いのシステムの提供元に確認が要る場合」「そもそも仕組みを分けたほうが早い場合」に分かれます。ひとことで「できる/できない」とは答えにくい、というのが実際のところです。

この記事では、レジ・POS(や予約・顧客管理システム)と連動して、会計金額に応じたポイントをLINE会員証で扱えるのか、その可否の見分け方に絞って書きます。飲食店・美容サロン・物販・整骨院・温浴施設・宿泊施設など、会計とポイントがあるお店なら業種を問わず、同じ物差しで判断できます。ポイントを「スタンプにするか、金額ポイントにするか」「有効期限や枠数をどう決めるか」といった設計の話は別の記事にゆずり、ここでは手元のレジ・POSと連動できるかどうか、できないときに何で走らせるか、の一点を掘り下げます。読み終えたときに、自分の店は連動できるのか要相談なのか、判断がつく状態を目指します。

2 AXES

連動できるかは、2つの問いで決まる

連動の可否は、突き詰めると2つの問いに集約されます。①LINE会員証のバーコードで、レジ・POS側の会員呼び出しができるか。②会計金額に応じてポイントを付ける機能が、そのシステム側にあるか。この2つが両方そろっていれば、金額に応じたポイントを回せる可能性が高い、という見立てになります。ここで一つ落とし穴があって、ポイント機能そのものは持っているのに、その数字を外部のシステム(LINE会員証など)へ渡す部分が弱い、という製品も少なくありません。「ポイントが付くこと」と「その残高を別の画面に出せること」は、別の話として切り分けて考える必要があります。

CHECK ─ 連動の可否を分ける2つの問い

LINE会員証で会員を呼び出せるか → 多くの機種で ◯

金額に応じたポイント機能があるか → 機能があれば ◯

その残高を会員証に “表示” できるか → 提供元しだい・要相談

※ 3行がすべて ◯ なら金額連動が回せます。3行目が壁になる店が最も多い、というのが実感です。

この3行を上から順に見ていくと、多くのお店で最初の2つは通過します。会員呼び出しは、いま会員バーコードを読めているレジ・POSならまず問題なく使えますし、金額ポイントの機能も、ある程度のグレードの機種なら備わっています。つまずくのは3行目、「レジ側の残高をLINE会員証の画面に映す」ところです。ここは製品の設計に踏み込むため、お使いのシステムの提供元との連携作業が前提になり、対応の可否そのものが相手しだいになります。次の章で、この「できる・要相談・別の手」を一枚に整理します。

MATRIX

「できる・要相談・別の手」を一枚に

CAN / CANNOTやりたいこと別の可否
LINE会員証のバーコードで、レジの会員を呼び出す◯ できる

これは連携の有無に関わらず成立します。会員バーコードを読めるレジ・POSなら、番号でその方を呼び出せます。金額連動の残高表示ができないケースでも、呼び出しそのものは動くので、会計時に会員を特定する部分は失われません。

会計金額に応じてポイントを付ける(システム内で完結)◯ 多くは可

レジ・POS側に金額ポイントの機能があれば、その中で付与・利用は回ります。ここで貯まった数字を、あくまでレジの画面だけで見るなら追加の連携は不要です。

レジのポイント残高を、LINE会員証の画面に「表示」する△ 要相談

レジ側の残高をLINE会員証にそのまま映すには、お使いのシステムの提供元との連携作業が必要です。仕様が開かれていない製品では対応しないこともあり、ここは案件ごとに確認が要ります。完全な連動ではないため、伝票のお渡し履歴やポイント残高の表示ができない、という結果になることもあります。

レジの売上・伝票データを外部に書き出す△〜× 製品しだい

外部連携の口(APIやデータ出力)を持たない機種では、そもそも売上データを取り出せません。この場合は「連動」ではなく、後述の代替のやり方に切り替えたほうが、早く確実に走り出せます。

表にすると見えてくるのは、失われるのは「残高や履歴の表示」であって、「会員を呼び出す」ことではない、という点です。冒頭の整骨院のように残高表示を望む場合でも、まずレジ側の会員呼び出しは動くという前提に立てば、話の組み立てが変わってきます。残高の表示が要相談で止まったとしても、会員証としての土台はそのまま使える、ということです。

SELF-CHECK

自分の店で連動できるか、見分ける手順

1

会員呼び出しができるか確かめる

いまレジ・POSで会員カードのバーコードを読んで、その方を呼び出せているかを確認します。ここが動いていれば、LINE会員証のバーコードでも同じように呼び出せます。会計時に会員を特定する土台は、この時点でほぼ確保できます。

2

金額ポイントの機能があるか調べる

お使いのシステムに、会計金額に応じてポイントを付ける機能があるかを見ます。メニューやマニュアルに「ポイント設定」があれば、そのシステム内での付与・利用は回ります。無ければ、金額連動そのものは持っていない機種ということになります。

3

残高や履歴を外へ出せるか、提供元に聞く

レジ側の残高や伝票データをLINE会員証など外部に渡せるか、お使いのシステムの提供元に確認します。API連携やデータ出力の可否は、ここでしか分かりません。「表示まで対応できるか」を、具体的に尋ねるのが近道です。

4

出せないなら、連動なしの型に切り替える

3で外部連携が難しいと分かったら、無理に残高表示を追わず、次章の代替に進みます。連動できない前提でも、常連の見分けやポイント運用は別のやり方で成立します。ここで方針を決めておくと、後戻りがありません。

この4ステップのうち、店内だけで判断できるのは1と2までです。3は必ず提供元への確認が要るところで、ここを飛ばして「たぶんできる」で進めると、後から表示だけ動かない、という食い違いが起きます。逆に、3の答えが早く出れば、残りの設計はスムーズです。連動できるなら残高表示まで組み、難しいなら次章の型で走らせる。分かれ道はこの一問に集約されます。

COEXIST

既存の番号を残したまま、足せる

連動の話をする前に、意外と心配されるのが「今のカードやアプリの番号はどうなるのか」です。ここは安心してよく、多くのレジ・POSは会員バーコードの種別を3〜4枠まで併用して持てるため、既存のカードやアプリの番号を残したまま、LINE会員証の番号を1枠足して併存させられます。物販の店で既存のポイントカードを続けている方と、新しくLINEで登録する方が混在しても、レジの操作は変わりません。片方に寄せる決断を、いま急いでする必要はない、ということです。

もう一つ、「うちのレジはネットにつながっていないから連携なんて無理では」という声もよく聞きます。会計端末そのものがオフラインでも、LINE会員証の運用に必要なスタッフ画面や管理画面はブラウザで動くため、フロントにタブレットやスマホを1台置いておけば、そこで会員証の読み取りや会員管理を回せます。会計のレジと、会員証の受付端末を分けて考えれば、オフラインのレジでも運用は成り立ちます。

ALT WAYS

連動できない・しないときの、走らせ方

提供元に確認して外部連携が難しいと分かっても、そこで詰むわけではありません。「レジと金額を完全に連動させる」ことにこだわらなければ、ポイントや常連の見分けは、別の型で十分に走ります。代表的な3つを並べます。

来店ポイントの「累計」で見る
使う数字残高でなく累計
向く店売上を外に出せないレジ

レジが売上データを外に出せなくても、LINE側の来店ポイントの「累計取得数」を見れば、その方がどれだけ通っているかが分かります。今の残高でなく、これまでの累計で常連度を測る発想です。

会計金額を手入力で付与
連動なしで運用
手間会計ごとに一手

会計金額をスタッフが手入力して、その場でポイントを付ける型。レジとの自動連携はありませんが、金額に応じた付与という体験は同じように提供できます。客単価や回転を見て、負担が許容できるかで選びます。

スタンプ・クーポン・回数券で
向く店決済が個人に紐づかない
券売機・OTA予約など

現金の券売機や、宿泊のOTA予約のように、決済が個人と紐づかない施設では、金額ポイントは破綻しがちです。まずは来店ごとのスタンプ、クーポン、回数券の組み合わせで走らせるほうが、無理がありません。

この3つは、どれか一つだけを選ぶものではなく、店の実態に合わせて重ねられます。たとえば温浴施設で、券売機の会計は個人に紐づかないけれど、物販コーナーだけは会員を呼び出せる、という場合は、入館はスタンプ、物販は金額ポイント、という具合に使い分けられます。大事なのは、連動できない部分を無理に連動させようとせず、その部分は連動なしの型で受けてしまうことです。全部を一本の連動でそろえようとするほど、立ち上げは重くなります。

DATA MIX

レジのクラウド集計と、合わせて使う

残高のリアルタイム連動が難しくても、レジ・POSのクラウド側で集計されたデータを、別の形で活かす手はあります。たとえば、クラウドの管理画面から「誕生月の会員」や「特定カテゴリの商品を買った人」といった一覧を書き出し、それをLINE会員証の管理画面に取り込んで、その人たちだけにLINE配信する、という属性配信ができます。ある物販・サービス業の店では、こうしてカテゴリ利用者を抽出し、関連するお知らせをその層にだけ届ける形で運用しています。会計データそのものを常時つなぐのではなく、必要な切り口で抜き出して配信につなげる、という合わせ技です。

常連の見分けについても、もう一つ道具があります。LINE会員証の会員データには「最終アクセス日」があり、これは会員が自分の会員証画面を開いたときに更新されます。会計のたびにバーコードを読み取る運用にしておけば、この最終アクセス日が実質的な「最終利用日」として機能します。売上データを取り込めなくても、いつ最後に来たかが分かれば、しばらく来ていない方への声かけには十分です。連動できない前提でも、常連度と来店の鮮度は、この2つで押さえられます。

FAQ

よくある質問

Qレジのポイント残高を、LINE会員証の画面にそのまま表示できますか。

要相談です。レジ側の残高を会員証に映すには、お使いのシステムの提供元との連携作業が必要で、仕様が開かれていない製品では対応しないこともあります。完全な連動ではないため、伝票のお渡し履歴や残高の表示ができないこともあります。ただし、LINE会員証のバーコードでレジの会員を呼び出すこと自体は、この場合でもできます。

Q会計金額に応じてポイントを自動で貯められますか。

お使いのレジ・POSに金額ポイントの機能があり、その残高を会員証に渡せる連携が取れれば可能です。連携が難しい場合でも、会計金額をスタッフが手入力してポイントを付ける「連動なし」の運用や、来店ごとのスタンプに置き換える運用で、近い体験を提供できます。

Qいま使っているカードやアプリの番号は、残せますか。

残せます。多くのレジ・POSは会員バーコードの種別を3〜4枠まで併用して持てるため、既存の番号を消さずに、LINE会員証の番号を1枠足して併存させられます。既存の会員とLINEの会員が混在しても、レジの操作は変わりません。

Qレジがネットにつながっていなくても、使えますか。

使えます。会計端末がオフラインでも、LINE会員証のスタッフ画面や管理画面はブラウザで動くので、フロントにタブレットやスマホを1台置けば、そこで読み取りや会員管理を回せます。会計のレジと、会員証の受付端末は分けて考えて問題ありません。

Q売上データを外に出せないレジですが、常連を見分けられますか。

見分けられます。レジの売上を取り込めなくても、LINE側の来店ポイントの「累計取得数」を見れば、どれだけ通っているかが分かります。今の残高ではなく、これまでの累計で常連度を測る形です。加えて、会員証を読むたびに更新される最終アクセス日が、実質の最終利用日として使えます。

Q現金の券売機やOTA予約で、決済が個人と紐づきません。どうすれば。

その場合は、金額ポイントを無理に追わないほうが破綻しません。まずは来店ごとのスタンプ、クーポン、回数券の組み合わせで走らせ、会員を呼び出せる売り場(物販コーナーなど)だけ金額ポイントを重ねる、という使い分けが現実的です。決済が紐づく部分と紐づかない部分を、型で分けて受けるのがコツです。

SUMMARY

連動の可否は、一問で分かれる

レジ・POSと連動したポイントができるかは、「会員を呼び出せるか」「金額ポイントの機能があるか」の2軸で見ます。多くの店はここまで通過し、最後に残るのは「レジ側の残高を会員証に表示できるか」──ここだけは提供元しだいで、要相談です。表示が難しくても会員呼び出しは動くので、その場合は累計取得数や最終利用日、手入力付与、スタンプ・クーポン・回数券といった連動なしの型で受ければ、常連の見分けもポイントも成立します。全部を一本の連動でそろえようとせず、できる部分とできない部分を型で分ける。これが、いちばん早く走り出せる進め方です。

お使いのレジ・POS(や予約・顧客管理システム)の製品名と、ポイントで何をしたいか(金額に応じて貯めたい、残高を会員証に出したい、常連を見分けたい、など)を教えていただければ、連動できるか・要相談か・別の手が向くかを、その場で切り分けてお答えします。連動なしの型も含めた具体的な仕組みはL会員証のサービスページにまとめています。連携の可否は製品ごとに答えが違うので、大きく設計を決める前に、まず「自分のレジは3行目まで通るか」だけ先に確かめておくと、話が早くなります。ポイント以外にできることも含めた全体像は、LINE会員証とは何かの記事をご覧ください。

お使いのレジ・POSや予約・顧客管理システムの製品名を教えていただければ、金額連動のポイントができるか・要相談かを無料で切り分けます。
連動が難しい場合の、代替の走らせ方もあわせてご提案します。

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