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磁気カードやプラスチックの会員証をLINEに移す|古いレジのまま、カードの重荷をやめる

MIGRATIONMAGNETIC CARD TO LINE

磁気カード・プラスチックの会員証を、LINEに移す ─ 古いレジのまま、カードの重荷をやめる

古いレジのまま使える 発行機はもう要らない 番号は引き継げる

あるお店で、カウンターの奥にあった書き換え式カードの発行機が、とうとう動かなくなりました。何年も使ってきた機械で、修理の部品ももう手に入りにくい。買い直すか迷っている、という相談から話は始まりました。結論から言うと、そのお店は機械を買い直さず、磁気カードの運用そのものを店じまいして、会員証をLINEに移しました。「壊れたのを機に、やめられた」というのが、ご本人の言葉です。

磁気カードやプラスチックの会員証、書き換え式のポイントカードを配ってきたお店にとって、切り替えの一番のきっかけは、たいてい設備の老朽化です。発行機やエンコーダーが古くなり、部品が尽きて、直すか買い替えるかの分かれ道に立つ。そのときに初めて、そもそもこの物理カードを続ける必要があるのか、と問い直すことになります。「会員証のカードはいずれなくなる」とは、もう20年ほど前から言われ続けてきたことです。この記事では、磁気・プラスチックの会員証をLINEへ移すときに、多くの店が引っかかる点だけに絞って書きます。とりわけ、古いレジ・POSをそのまま使えるのか、既存の番号は引き継げるのか、という2つです。小売・飲食・美容サロン・整骨院・レンタル・温浴施設など、物理カードを配ってきたお店なら、業種を問わず同じ考え方で進められます。

TRIGGER

物理カードをやめる、現実のきっかけ

「いつか替えたい」と思いながら何年も続いてしまうのが、物理カードの厄介なところです。動いているうちは、わざわざ止める理由がない。ところが発行機やリーダーが壊れると、話は一変します。修理に十数万円を払って延命するか、思い切って物理カードそのものをやめるか──この二択が、切り替えを決める現実の引き金になります。設備投資の判断を迫られたその瞬間が、実は一番動きやすいタイミングでもあります。

背景には、お客様の側の変化もあります。財布を持たず、スマートフォンだけを持って出かける人が確実に増えました。磁気カードやプラスチックカードは、財布から抜き出して手渡し、あるいは番号を手で打ち込む、という二重の手間がかかります。せっかく作っても、いざ会計のときに「今日は持っていなくて」と言われる。物理カードの携行率は、年々下がっているのが実感です。ガソリンスタンドでもドラッグストアでも、いまやアプリやLINEの会員証を出すのが当たり前になりました。カードを1枚ずつ作って渡すのは、それが当然だった時代の名残になりつつあります。

OLD POS

いちばんの不安は「古いレジのまま使えるか」

CHECK ─ 手持ちのレジ・POS で使えるか

専用アプリ   古いレジは 非対応→本体買い替え の場合あり

LINE会員証  バーコードを 読むだけ/機種を問わない

将来レジを入替 会員バーコードは 他社機でも読める ことが多い

※スキャナーが会員バーコードを読めれば方式を問わず使えます。無ければ後付けで対応できます。

デジタル化をためらう理由で、費用と並んで多いのが「うちの古いレジで動くのか」という不安です。ここは方式によってはっきり差が出ます。システムに付属する専用アプリを入れようとすると、古いレジ・POSでは対応しておらず、会員証のためにレジ本体ごと買い替える、という展開になることがあります。会員証を替えるはずが、いつのまにか数十万円のレジ入れ替えの話になってしまう。これでは腰が重くなって当然です。

LINE会員証は、この不安がほとんどありません。やることは、スマホに表示したバーコードをレジ・POSのスキャナーで読むだけ。読み取りさえできれば、どんなに古い機種でも、メーカーが違っても関係なく使えます。しかも会員バーコードの形式は、機種をまたいでも共通で読めることが多いので、いま古いレジで始めておいて、数年後に新しいレジへ入れ替えても、そのまま読める見込みが高い。つまり「近いうちにレジを替えるつもりだから」という理由が、会員証をデジタルにしない言い訳にはならなくなります。手持ちのレジで今すぐ始められて、将来の入れ替えにも足を引っ張られない。これが、物理カードを続けてきたお店にとっては大きい違いです。

NUMBER

既存の番号を、どう引き継ぐか

もう一つの関門が、これまで配ってきたカード番号の扱いです。長く運用してきたお店ほど「今の番号を捨てたくない」という思いは強いはずです。ここは、お店の状況に合わせて選べます。大きくは、番号を引き継ぐか、この機会に新しく振り直すかの2つです。

番号を引き継ぐ
やり方カードのバーコードを読む
本人確認誕生日など

手持ちの磁気・プラカードのバーコードをスマホで読み込み、事前に預かった誕生日などの情報で本人確認して、同じ番号を引き継ぎます。ポイント残高や来店回数もそのまま。

新しく発番する
やり方その場で自動採番
向くお店顧客情報を取っていない

これまで氏名や誕生日を登録してこなかった運用なら、本人確認のよりどころがないので、新しい番号をその場で発番するのが素直です。

番号を引き継ぐ場合、鍵になるのは本人確認です。磁気・プラスチックのカードにバーコードが印字されていれば、それをスマホのカメラで読み込み、誕生日や電話番号の下何桁かで「確かにご本人」と照合してから、同じ番号のLINE会員証を発行します。逆に、これまで顧客情報をいっさい取らずに番号だけを配ってきたお店なら、照合するデータがないので、無理に引き継がず新規に発番するほうがすっきりします。もう一つ、既存の番号を一件残らず維持したいときは、レジ・POSの顧客マスターを事前に取り込んでおき、初回発行のときにその番号へ紐づける、という段取りもあります。どのやり方が向くかは、いまお店が顧客情報をどこまで持っているかで決まります。

STEP

磁気カードから移す、実際の手順

1

今の番号と、持っている情報を確認する

カードのバーコードの有無、番号の桁数、そして氏名や誕生日をどこまで登録してきたかを確認します。ここで「引き継ぐ」か「振り直す」かが自ずと決まります。

2

会員証をLINE側に立ち上げる

会員証はLINEに載せます。いま使っている公式アカウントがあれば、そこへ機能を足すだけで、集めてきた友だちはそのまま。受付には読み取り用のコードと、ひとことの案内を出しておきます。

3

手元の磁気カードから受け継ぐ

ここが磁気カードならではのポイント。磁気ストライプは店の外では読めないので、券面に番号が印字されていれば入力、印字がなければ新しい番号を振る、という切り分けになります。誕生日などの控えがあれば本人確認して同じ番号を、なければその場で発番します。

4

初回だけ、手元の機器で読ませる

はじめて使うときに一度、受付の読み取り機でスマホの会員証をかざします。古い機種でも、スキャナーさえ反応すれば紐づけは済み。二度目からはスマホを見せるだけで呼び出せます。

5

発行機と在庫を、店じまいする

物理カードの発行をやめれば、発行機・カード在庫・エンコード作業がまるごと不要になります。壊れた機械を買い直す判断も、これで手放せます。

旧来のポイントシステムをきっぱり閉じたいときは、切り替えの前に「この期日までに、たまったポイントを使い切ってください」と失効を事前告知してから移る、というやり方もあります。年配のお客様の多いお店でも、レジ横の掲示とスタッフの一声で、思ったよりすんなり移っていきます。全員を一日で動かす必要はなく、来店したお客様から順に切り替わっていくので、まとまった移行作業は発生しません。

RELIEF

カードにかかっていた重荷が、消える

OFF物理カードをやめて、消えるもの
発行機・エンコーダーの維持◯ 不要に

書き換え式や磁気の発行機は、故障のたびに修理費と部品調達に追われます。物理カードをやめれば、この機械そのものを持たなくてよくなります。壊れても、もう買い直す必要はありません。

カードの発注・在庫・再発行◯ 消える

プラスチックカードは1枚あたりの単価に加え、まとまった発注と在庫、紛失時の再発行の手間がかかります。スマホの中の会員証に移せば、この一連の負担がまるごとなくなります。

「カードを持ち歩く」お願い△ しなくてよい

お客様に財布へ入れて持ち歩いてもらう前提が消えます。スマホは忘れても財布のカードは忘れる、という時代に、携行率の高いLINEへ器を移すこと自体が、会員証を使ってもらう近道になります。

物理カードは、作る費用だけでなく、配る手間、持ち歩いてもらう前提、そして壊れる機械という、いくつもの重荷を抱えています。LINEに器を移すと、そのほとんどが一度に軽くなります。案内の送り方も変わります。ハガキのお知らせで来店を思い出してもらってきたお店も、その役割をLINEの配信に引き継げます。1通あたりの費用は郵送とは桁が違うので、会員が増えても案内のコストが重くのしかかりません。カードにかけてきた費用を一度書き出してみると、切り替えの効果は月々の利用料より大きく見えてくるはずです。

CASE

どうしてもカードが要る設備は、折衷でいい

すべてをLINEに寄せられるとは限りません。たとえば、磁気カードで動く無人ロッカー型の設備のように、そもそもバーコードを読めない機械が現場に残っている場合があります。こうした一部の設備は、無理にLINEへ寄せず物理カードのまま続け、有人の受付だけをLINE会員証に切り替える、という折衷が現実的です。全部か無か、で考えないほうがうまくいきます。読み取りに対応した窓口からLINEに移し、対応できない機械はそのまま残す。この線引きさえ最初に決めておけば、設備の都合で移行そのものが止まってしまう、という事態は避けられます。

診察券や整理券のように、番号を連番で発行して呼び出しに使ってきた運用も、考え方は同じです。物理カードで刷ってきた番号の役割を、そのままスマホの会員証に移すだけ。窓口のレジ・POSがバーコードを読めるなら、器を替えても現場のオペレーションは変わりません。

FAQ

よくある質問

Qいま使っている古いレジ・POSのままでも、LINE会員証は使えますか。

使えます。LINE会員証は、スマホに表示したバーコードをレジ・POSのスキャナーで読むだけなので、機種やメーカーを問いません。専用アプリのようにレジ本体の買い替えが必要になることは、基本的にありません。スキャナーが無い場合も、後付けで対応できます。

Q近いうちにレジを入れ替える予定です。今始めても無駄になりませんか。

無駄になりにくいです。会員バーコードの形式は機種をまたいでも共通で読めることが多く、将来レジを入れ替えても、そのまま読める見込みが高いためです。「レジを替える予定があるから」が、会員証のデジタル化を止める理由にはなりません。

Q磁気カードやプラカードの番号は、そのまま引き継げますか。

カードにバーコードがあり、氏名や誕生日などの顧客情報を登録していれば引き継げます。バーコードを読み込み、誕生日などで本人確認をして同じ番号で発行します。顧客情報を取っていない運用なら、新しく発番するのが素直です。既存番号を全件残したい場合は、レジ・POSの顧客マスターを事前に取り込んで紐づける方法もあります。

Q古い発行機が壊れました。買い直すべきでしょうか。

買い直す前に、物理カードそのものをやめる選択を検討する価値があります。発行機の故障は、切り替えの現実的なきっかけです。LINEに移せば、発行機・カード在庫・エンコード作業がまとめて不要になり、機械を持たない運用に切り替えられます。

Qバーコードが読めない無人機で、磁気カードを使っています。どうすれば。

その設備は物理カードのまま続け、有人の受付だけをLINE会員証に切り替える折衷ができます。全部を一度に移す必要はありません。読み取りに対応した窓口から順にLINEへ移し、対応できない機械は残す、と最初に線引きしておけば止まりません。

Q旧来のポイントシステムを完全に閉じたいのですが。

「この期日までに、たまったポイントを使い切ってください」と失効を事前告知してから切り替える方法があります。レジ横の掲示とスタッフの一声で、年配のお客様の多いお店でも思ったよりスムーズに移っていきます。

SUMMARY

壊れたのを機に、身軽になる

磁気・プラスチックの会員証をLINEに移すきっかけは、多くの場合、発行機やリーダーの老朽化です。買い直すか迷ったそのときが、物理カードを店じまいする一番のタイミング。LINE会員証はバーコードを読むだけなので、古いレジ・POSのまま今すぐ始められ、将来レジを替えても読める見込みが高い。番号は、顧客情報があれば引き継げ、無ければ振り直せます。発行機・在庫・郵送の重荷が消え、続けるほど身軽になる──それが、カードからスマホへ器を移すということです。

お使いのレジ・POSの機種と、いまの会員カードの状態(バーコードの有無、番号の桁数、氏名や誕生日を登録しているか)を教えていただければ、そのレジのまま使えるか、番号を引き継げるかをその場でお答えします。移行の進め方や番号の引き継ぎについてはL会員証のサービスページにもまとめています。発行機を買い直す判断をする前に、まずは物理カードをやめる道があるかどうかだけ、先に確かめておくと選択肢が広がります。移行先となるLINE会員証の全体像は、こちらの記事で通しで説明しています。

お使いのレジ・POSの機種と、いまのカードの写真が1枚あれば、そのまま使えるか・番号を引き継げるかの判定から承ります。
古い発行機の買い替えを迷っている段階のご相談も、無料でお答えします。

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