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専用アプリとLINEをうまく併用する方法|通知と集客はLINEに集約、深い機能はアプリ

APP × LINEONE FRONT DOOR, TWO ROLES

専用アプリとLINEを、うまく併用する方法 ─ 入口はLINE、深い機能はアプリに任せる

通知はLINEに集約 入口をLINEにする 機能はアプリに残す

「アプリは作ったんですが、通知を送っても、あまり見られていないみたいで」。会員証のご相談で、専用アプリをすでにお持ちのお店から、この手の悩みをよく伺います。この前も、複数店舗を回している美容サロンの方が、せっかく費用をかけて自社アプリを用意したのに、プッシュ通知が思ったように読まれず、販促のたびに手応えのなさを感じている、とおっしゃっていました。アプリそのものは機能も作り込まれていて、けっして悪いものではない。ただ、肝心の「お知らせが届く」ところで詰まっている、というご相談です。

結論から言うと、専用アプリはやめる必要はありません。むしろ、LINEと組み合わせることで、いまのアプリをもっと活きた状態にできます。ポイントは、アプリとLINEを「どちらか」で考えないことです。両者は競合ではなく、担う役割が違います。お客様が最初に触れる「入口」と、日々のお知らせを届ける「通知」はLINEに寄せ、業種ならではの作り込んだ機能はアプリに残す。この住み分けができると、通知は読まれるようになり、結果としてアプリを開いてもらう回数まで増えていきます。この記事では、その併用のしかたを、現場で実際に使える順番で整理します。

TWO ROLES

アプリは「深さ」、LINEは「広さ」──役割が違う

併用を考えるとき、最初に押さえておきたいのが、アプリとLINEの得意分野の違いです。決済やポイント、予約、スタンプ、業種特化のメニューまで作り込んだ専用アプリは、毎週のように通ってくれるヘビーユーザーに向いた道具で、機能の「深さ」が強みです。一方のLINEは、たまにしか来ないライトなお客様や、これから来てほしい見込み客まで含めた「全客」に届く「広さ」が強みで、しかもメッセージの到達率が高い。どちらが上という話ではなく、深さのアプリと、広さのLINE、という組み合わせで考えると、途端に整理がつきます。

専用アプリ(深さ)
得意作り込んだ機能
向く相手常連・ヘビー客
入口の広さDLの壁がある
通知埋もれやすい

予約・決済・ポイント・業種特化メニューなど、深い機能を一枚で提供できるのが強み。ただし使ってもらうにはインストールという壁があり、プッシュ通知は他アプリの通知に紛れて読まれにくいのが弱点です。

LINE(広さ)
得意届く・集める
向く相手全客・見込み客
入口の広さ友だち追加だけ
通知読まれやすい

多くの人が毎日開くアプリなので、お知らせが生活の動線の中で目に入ります。いまや全年代の9割前後が使うため年配のお客様にも届きやすく、入口は「友だち追加」だけとハードルが低い。来店頻度の低い層や見込み客にも広く届くので、ここを入口=通知の集約先にします。

この表で見てほしいのは、両者の弱みと強みが、ちょうど裏返しになっている点です。アプリは機能が深いけれど入口が狭く通知が埋もれる。LINEは入口が広く通知が届くけれど、業種特化の作り込みはアプリにかなわない。だからこそ、片方に寄せるのではなく、それぞれの強みだけを担当させるのが素直な設計になります。次からは、その担当分けを具体的にどう組むかを見ていきます。

NOTICE

① 通知は、LINEに集約する

CHECK ─ そのお知らせ、ちゃんと届いていますか

アプリの通知 開封は良くて 1〜3割 / 他の通知に埋もれる

LINEの配信  開封は 6〜7割 / 未読を残したくない心理が後押し

集約の効果  窓口が 一本化 / 二重配信の無駄も消える

※到達・開封は配信内容や頻度で変わります。まずは主要なお知らせをLINEに寄せるところから。

併用の第一歩は、お客様へのお知らせと販促を、LINE側に寄せることです。専用アプリのプッシュ通知は、スマホの中で他のアプリの通知に紛れてしまい、見られる前に消されてしまうことが少なくありません。実際、店舗アプリの通知が読まれるのは良くて1〜3割にとどまることが多い一方で、LINEは6〜7割読まれるといった差があります。自分の手元を思い返しても、たまに行くカフェやスタンドのアプリ通知は溜めたまま開かない、でもLINEの未読は気持ち悪いからとりあえず開く──この感覚は、お客様も同じです。「新メニューを出した」「今週末セールをやる」「予約が空いている」といった、来店のきっかけになるお知らせほど、読まれる場所から送るべきです。

ここで大事なのは、アプリの通知とLINEの通知を二重に送らないことです。両方から同じ内容が来ると、お客様はどちらを見ればいいのか分からなくなり、結局どちらも読まなくなります。アプリの通知が読まれないからとLINEも別々に運用すると、配信の手間もコストも二重になり、お客様も「どちらから来た話か」を追えなくなります。販促の窓口はLINEに一本化し、アプリ側の通知はアプリを使ううえで本当に必要なもの(予約確定やポイント付与の控えなど、その人個人あての連絡)に絞る。こうして「みんなに送るお知らせ=LINE」「その人だけの控え=アプリ」と役割を分けると、送る側も迷わず、受け取る側も混乱しません。

RICH MENU

② リッチメニューを「玄関」にして、アプリへ渡す

通知をLINEに寄せたら、次は入口を整えます。LINEには、トーク画面の下に常に表示される「リッチメニュー」という大きなボタンの並びを置けます。ここを、お店の玄関だと考えてください。お客様がLINEを開くたびに必ず目に入る一等地なので、ここに「会員証」「予約」「メニュー」「クーポン」といった、よく使う入口をまとめて並べます。そして、アプリでしか使えない業種特化の機能には、このリッチメニューのボタンから飛ばします。ボタンを押すとアプリが開く、あるいはLINEの中でアプリの画面が開く。お客様は「まずLINEを開けば、全部そこから行ける」状態になります。

たとえば決済がアプリの得意分野なら、レジ純正の決済画面へのリンクをリッチメニューの中央に据える、という置き方ができます。決済という「深い機能」はアプリに任せたまま、そこへの入口だけをLINEの一等地に持ってくるわけです。並べられるのは会員証や予約だけではありません。求人の案内や紹介動画、さらには設備の混雑・稼働の状況といった実用的な情報を置くと、イベント告知よりもよく押される、という声もあります。会員証・予約・クーポン・機能への導線・実用情報まで載せられる場所なので、「店の入口はLINEに一本化する」と最初に決めてしまうのが、いちばん強い設計になります。

よく使う入口を、リッチメニューに集める

会員証・予約・クーポン・お知らせなど、来店前後に触るものを常時表示のボタンにします。お客様が「どこだったか」を探さずに済むのが、まず効きます。

アプリの深い機能へは、ボタンから渡す

決済・スタンプ・業種特化メニューなど、アプリの作り込んだ機能は、リッチメニューのボタンを押すとアプリ(またはLINE内で開くアプリ画面)に切り替わる形にします。LINEはあくまで入口、機能の本体はアプリのまま。

会員証は、LINE側に置いて毎回開いてもらう

来店のたびに提示する会員証をLINEのリッチメニューに置くと、お客様は毎回LINEを開くようになります。この「毎回LINEを開く習慣」が、あとで効いてきます。

お知らせから、その場でアプリの機能へ送客する

LINEで「新メニュー」を告知し、その流れでアプリの予約やメニュー画面へリンクで渡す。読まれるLINEを起点にすることで、アプリの機能まで自然に足を運んでもらえます。

リッチメニューの良いところは、紙のショップカードやアプリのアイコンと違って、押せばそのまま次の画面へ進める点です。「アプリを開いてください」とお願いするより、LINEのボタンをひとつ押してもらうほうが、はるかに軽い。玄関をLINEに一本化しておけば、お客様は入口を覚えるのがひとつで済み、お店側も「まずLINEを見てください」とだけ案内すればよくなります。

SPLIT

③ 何をLINEに、何をアプリに任せるか

ROLE役割分担のめやす
みんなへのお知らせ・販促・クーポン配信LINEに任せる

全客・見込み客に広く届けたいものは、読まれるLINEから。新メニュー、セール、休業案内、予約の空き告知など、来店のきっかけになる発信はここに集約します。

会員証の提示・かんたんな入口LINEに任せる

来店のたびに開く会員証やクーポンは、リッチメニューに置いて毎回LINEを開いてもらう入口にします。友だち追加だけで始められるので、まず母数を作りやすい。

決済・ポイント運用・予約・業種特化メニューアプリに任せる

作り込みが要る深い機能は、無理にLINEへ移さず、アプリの強みとして残します。リッチメニューのボタンから開いてもらえば、入口はLINEのまま、機能はアプリで使えます。

その人あての個別連絡(予約確定・付与控え)アプリに任せる

個人あての記録や控えは、アプリ内で完結させたほうが自然な場合があります。ここまでLINEに寄せると通知が重複するので、みんな向けはLINE・個別はアプリ、で分けます。

迷ったときの分け方は単純です。「大勢に届けたいもの」はLINE、「一人ひとりが深く使うもの」はアプリ。この一線で仕分けると、たいていの機能はどちらに置くべきかが決まります。全部をLINEに移す必要はありませんし、全部をアプリでやろうとすると通知の壁にぶつかります。それぞれの強みが出る場所に置くだけで、二重の手間も、お客様の迷いも減ります。

FUNNEL

入口をLINEにすると、結果的にアプリも伸びる

ここが、併用のいちばんおいしいところです。入口をLINEに寄せると、アプリの利用がむしろ増えていきます。理屈はこうです。アプリは「入れてもらう」ところに壁がありますが、LINEは友だち追加だけで始められるので、まず幅広いお客様と接点を持てます。店頭で「アプリを入れてください」と言うと「もうアプリはいいです」と返されがちですが、「LINEの友だち追加だけです」なら「まあLINEなら」と応じてもらいやすい。この入口のハードルの差が、そのまま集められる母数の差になります。会員証やクーポンをLINEに置けば、お客様は来店のたびにLINEを開く習慣がつきます。その開いたLINEのリッチメニューから、アプリの予約や深い機能へ渡す。つまり、読まれるLINEが毎回アプリへの送客口になるわけです。

アプリ単体だと、「思い出して、開いてもらう」ところから毎回始めなければなりません。そこをLINEが肩代わりします。まずLINEで接点をつくり、通知で用事をつくり、リッチメニューでアプリへ渡す。この順番にすると、アプリにたどり着く人の数そのものが増えます。入口を広いLINEにするほど、その奥にあるアプリまで足を運ぶ人が増える──「LINEに寄せるとアプリが目減りするのでは」という心配とは、逆のことが起きます。アプリとLINEは奪い合いではなく、入口と本体の関係だと考えると腑に落ちるはずです。

FAQ

よくある質問

Qすでに専用アプリがあります。作り直しになりますか?

いいえ、作り直す必要はありません。アプリはそのまま残し、お客様の入口と、みんな向けのお知らせだけをLINEに寄せる形です。アプリの機能へは、LINEのリッチメニューのボタンから渡します。いまの投資を捨てずに、届きやすさと入口の広さだけを足すイメージです。

Qアプリの通知とLINEの通知、両方から送っていいですか?

同じ内容を二重に送るのはコストの面で避けたほうがよいです。おすすめは、みんな向けのお知らせ・販促はLINEに一本化し、アプリの通知は予約確定やポイント付与の控えなど「その人あての連絡」に絞ることです。役割で分けると重複しません。

QLINEに寄せると、アプリを使う人が減りませんか?

むしろ逆で、増えることが多いです。会員証やクーポンをLINEに置くと、お客様は来店のたびにLINEを開く習慣がつきます。その開いたLINEのリッチメニューからアプリへ渡すので、LINEが毎回アプリへの送客口になります。入口を広いLINEにするほど、奥のアプリまで来てくれる人が増える、という関係です。

Q会員証はアプリとLINE、どちらに置くべきですか?

来店のたびに提示する会員証は、LINE側のリッチメニューに置くのがおすすめです。友だち追加だけで持てるので配りやすく、毎回LINEを開いてもらうきっかけになります。この「毎回LINEを開く習慣」が、アプリの機能への送客にもつながります。決済やポイントの深い運用はアプリに残したままで問題ありません。

Qリッチメニューには、何を並べればいいですか?

来店の前後でよく触るものを優先します。会員証・予約・クーポン・お知らせ・メニューあたりが定番です。アプリでしか使えない機能は、そのボタンを押すとアプリ(またはLINE内で開くアプリ画面)に切り替わるようにします。お客様が「まずLINEを開けば全部そこから行ける」状態を作るのが狙いです。

Qアプリを持っていない小さな店でも、この考え方は使えますか?

はい。むしろアプリを持たないお店は、最初からLINEを入口兼・会員証・お知らせの窓口にできます。深い機能が要るようになってからアプリを足しても、入口はLINEのまま渡せます。まずLINEで接点と通知の基盤をつくっておくと、あとで機能を増やすときも身軽です。

SUMMARY

入口はLINE、深い機能はアプリ。奪い合わずに住み分ける

専用アプリとLINEは、どちらかを選ぶものではなく、役割を分けて併用するものです。深い機能はアプリの強み、広く届く入口と通知はLINEの強み。まず、みんな向けのお知らせと販促をLINEに集約して「読まれる状態」をつくり、リッチメニューを玄関にして会員証やよく使う入口を並べ、アプリの深い機能へはそのボタンから渡します。入口を広いLINEにするほど、毎回LINEを開く習慣がアプリへの送客口になり、結果としてアプリの利用も伸びていきます。奪い合いではなく、入口と本体の住み分け。これが、いまあるアプリを活かしたまま成果を伸ばす近道です。

いま専用アプリをお使いで通知が読まれていない、あるいはこれからLINEを入口に据えたい、という場合は、お使いのアプリやレジ・予約管理の構成を教えていただければ、どこまでをLINEに寄せ、どこをアプリに残すのがよいか、その場でご提案します。すでにLINE公式アカウントをお持ちなら、いまの友だちを引き継いだまま、そこに会員証や入口の機能を後付けする形で始められます。LINE側の会員証や入口づくりの具体的な仕組みはL会員証のサービスページにまとめています。まずは「みんな向けのお知らせをLINEに寄せる」「会員証をリッチメニューに置く」の2つから始めるだけでも、届き方が変わります。LINE会員証単体でできることは、全体像をまとめた記事で説明しています。

いまお使いの専用アプリはそのままに、入口と通知だけをLINEに寄せる併用のしかたを、無料でご提案します。
お使いのアプリ・レジ・予約管理の構成を教えていただければ、役割分担の設計図をその場でお描きします。

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