Photoshop の generative 塗りつぶしで広告画像を秒速で制作する

Photoshop の generative 塗りつぶしによる広告画像の作成の多様化についてお話をしたいと思います。

Photoshopのgenerative塗りつぶしという機能を皆さまもうお試しになりましたでしょうか?

これはリリースされて大体10日間ぐらいが経過しておりますが、AI の新たな活用フェーズとして注目が集まっている話題でもあります。

ジェネレーティブ塗りつぶしとは

Photoshopのgenerative塗りつぶしというのは、既存の画像データをAIに命令することで好きなようにPhotoshopのAI自体が自動で画像加工をしてくれるというものです。

これを広告という目線で考えると、従来であれば、人間のデザイナーがPhotoshopの様々な機能を使って、たとえば1時間かけて実施していたような複雑な編集業務も、数十秒で完成することができます。

例えば、以下のような画像素材があります。

元データ

これを、半袖のシャツを着ている状態に変えたいとします。

現在はこの機能は英語のみの対応なので、選択範囲を指定して、「change to wearing a shirt」と入力します。

change to wearing a shirt

すると、いともかんたんに服装を半袖のシャツに変更できました。

シャツを着た画像に

このような命令をプロンプトと言ったりしますが、プロンプトの入力次第では、元画像の細部に渡ってAIに指示することで、自由に広告素材を生成することができます。

完成した素材

Midjourneyのように、画像を一から生成することもできれば、このように好きなシチュエーションに変更するという応用も従来よりもかんたんにできるようになってきております。

例えば、「この画像素材の顔の表情が良いので使いたいけれど、オフィスのビジネスシーンを想定して、服装をスーツにしたい。」というようなこともすぐにできるわけですね。

従来であれば広告画像を撮影をして、それなりにコストをかけて作っていたものが、既存の素材で十分間に合わせることができるようになってくるというようなことも、今後色々な現場で増えてくることが考えられます。

当社では実写撮影から有料素材の活用、このようなAIを用いたスピーディーな広告への転用も承っております。