広告を考えるに当たって気をつけておきたいポイントとしては「広告効果は徐々に減少していく」ということがあります。
毎回同じバナーを表示させることで、徐々に情報の刷り込みを施策として継続することは有効でも、広告によるダイレクトレスポンスを獲得できる確率は少しづつ減っていきます。
毎回見ている同じ景色は意識されなくなり、看板なども目に入らなくなるという現象と同義ですね。
例えば、これは聞いた話ですがインターネット黎明期のバナー広告平均クリック率はなんと約70%にも上るそうです。現在のディスプレイ広告クリック率が0.1%の世界だと考えると、信じられないような数値です。
新しい環境や見慣れないもの、競合が少ない広告エリアはそれだけ興味を惹くということのあらわれです。
話をもとに戻します。
WEBサイトで集客に力を入れている会社様の多くが導入しているリスティング広告。
では、このリスティング広告の中で競合が少ない広告とは、何でしょうか。
もちろんエリアやターゲットとなるユーザー層などの特性によって大きく変わりますが、全国的に競合が少ない広告手法があります。
それはGメール広告です。
Gメール広告はGメールユーザーの受信トレイに「受信メール」の体裁で「プロモーション」ラベルが付いた状態で訴求できます。
ユーザーからは、個人の受信トレイに届いたメールの中にGメール広告が存在することとなるので、高い開封率が期待できます。
しかも、Gメール広告を活用している広告アカウントは他の出稿方法と比べて少ない傾向にありますので競合が少ない分、クリック単価も安価となるケースがあります。
ユーザーの受信トレイという、閲覧確率が高い領域に出稿できるのも魅力です。
昨今、メールを使用せずにLINEやtwitter、Instagramなどをメインのコミュニケーションツールとして利用しているユーザーが多数ですが、メールアカウント自体はもちろん持っていて、都度必要に応じて使っているという状況がございます。
Gメール広告と相性の良いターゲティング方法
例えば、以下のようなターゲティングがオススメです。
カスタムアフィニティカテゴリ | 競合名や競合ドメインなどを登録することで、競合に関心のあるユーザーに広告配信が可能となります。 |
キーワードターゲティング | 既に検索連動型広告で成果が上がっているキーワードをキーワードターゲティングとしてGがメール広告配信することで、同様に高い成果を出すことに期待ができます。 |
Gメール広告 クリエイティブについて
Gメール広告は広告管理ツールの管理画面からテンプレートを使用して作成するパターンとカスタムHTMLにて作成する方法があります。
テンプレートはシンプルな画像中心のテンプレートや各学科へのリンクや訴求テキスト、ボタンを配置できるものまで4種類ほどバリエーションがあります。
Gメール広告の注意点
Gメール広告の注意点としては、広告文を展開し、広告本文が表示された段階でクリックとしてカウントされます。広告本文は上記のテンプレート等で作成した、メール本文の体裁となっているため、この時点ではまだサイトに遷移されていないという点がポイントです。
そのため、他の広告手法と比べてクリック率が異様に高くなる傾向にありますので注意が必要です。
また、広告本文からサイトへ遷移したクリック数は別途確認が可能となりますので、その値についてはレポートに入れておく方が良いでしょう。
大きく配信ボリュームを獲得できる手法ではありませんが、競合が少なく高い確率でユーザーの視界に止まる広告手法です。
新たな広告施策をお考えの場合は、検討する価値があるのではないでしょうか。