インターネット広告を出稿するにあたって、ほとんどのケースではリンク先となるランディングページを用意します。
このあたりは当然の感覚としてイメージされる方も多いのでは無いでしょうか。
ランディングページについては、以下のようなご質問をいただくことが度々ございます。
「広告を運用する代理店にランディングページ制作を依頼するか、WEB制作会社にランディングページを依頼するか」といった内容です。
広告を出稿することが決まっていても、このようなケースはありますね。
最初に結論を申しておきましょう。
「広告運用する会社とランディングページを制作する会社は同一であることが望ましい」というのが当社の見解になります。
これは、Web活用のシーンにおいてはよくあるお話なのです。
ページの制作は別途制作会社に依頼し、広告に関しては広告に特化した会社に依頼するというような選択肢も実際に多く見られます。
ただ、それはあまりお勧めできません。
コミュニケーションコストが広告主様の負担になる可能性
ランディングページを広告運用代理店以外に依頼される場合、広告を運用する会社・ランディングページ制作会社・広告主といった形で関係者が3者になります。
ここで、あるケースとして広告運用を担当している企業が改善提案のために「CV率アップのためにLPに追従型のバナーを設置しましょう」と提案し、広告主様が制作会社様に依頼したとします。
すると、制作会社から「別途費用になりますので御見積になりまして・・・」といったかたちで費用が継続的に必要になることがしばしばあります。
その費用面がネックになって、改善提案が実現されずにしばらく経過する。。。ということもあります。
これが、広告運用を担当している企業にLPも依頼している場合、最初から背景を把握しているのでスピーディーな対応や、簡単な修正については費用がかからないケースも多数になります。
要するにコミュニケーションの総量が増加し、それぞれに対してコストが発生する機会も多くなってしまうということですね。
広告主様側としてもほとんどの広報担当者様はインターネット広告部門を兼業としているので、忙しくされている方も多いのが実情です。
広告というのはランディングページとセットなので、広告アカウントの改善が必要な一方で、ランディングページの改善や調整が必要になるケースは良くあります。
場合によっては、ランディングページに表示する内容も追加したり、都度最適化をしていくということが必要になることもあります。
関係者が多くなればなるほど、意思疎通や説明のためのコストも発生してきます。
そういった部分を踏まえると1社にランディングページも、広告運用も対応可能な企業に依頼されるのが良いでしょう。
当然のことですが制作に特化をしている会社と広告運用に特化している会社はそれぞれ得意分野というのはあります。
ですが、広告運用に特化している企業であればランディングページの制作面においても、成果を出しやすいランディングページの知見やノウハウを持っていることが多いので、制作から依頼していくのが良いでしょう。
ユーザーはランディングページのデザインを見ていない?
スマートフォンの機能や通信速度がより高速になるにつれて、せっかちなインターネットユーザーが増加している背景があります。
インターネット上のユーザーの目的というのはほとんど顕在化していて、すでに興味を持っていること以外目に入りません。
そのため、サイトを訪れるユーザーは「良いデザインのサイトを見たい」というインサイトを持っていなく「自分が探している情報の答えが存在するか?」をサイトのメインビジュアルを見た瞬間にスクロールするかどうかを判断しています。
そして、数秒間サイトを閲覧して答えがないということがわかると、すぐに離脱をして他のサイトを訪問する。そんな行動パターンが最も一般的です。
そのためデザイン以上に、視認性はもちろんのこと、掲載するコンテンツが想定する検索キーワードの「答え」になっていることが理想的です。
ピンポイントなユーザーニーズを満たすページを広告の遷移先にするというのが、以前にも増して最も重要なことになってまいります。
本日はランディングページと広告運用は同じ会社に任せるのがおすすめです、というお話でした。