コストも時間も削減できるランディングページの使いまわしについて

「ランディングページを使い回す」と聞くと聞こえが良くないかもしれません。

 
 

しかし、すでに制作したものをうまく転用することで、費用対効果が高くなる場合があるというお話です。

 
 

インターネット広告施策を展開するにあたって、高い確率で制作することになるのがランディングページというものですね。

 
 

ランディングページは分かりやすく言うと、広告のリンク先になるページです。

 
 

このランディングページに広告の目的となるユーザー行動を訴求する内容が盛り込まれており、目的のユーザー行動を促進させやすい仕様になっています。

 
 

このランディングページですが、広告で展開する商材毎にランディングページを毎回新たに製作される場合があります。

 
 

もちろんこれも有効なことではあるのですが、より素早く色々なマーケティング施策を試したいという場合は、「ランディングページの使いまわし」も時として有効です。

 
 

昨今、マーケティングのデジタル化が高まってきている文脈の中で、毎回商材毎に専用のランディングページをイチから制作するのは工数や制作費、予算の関係からも負荷が大きくなることもあるでしょう。

 
 

その中で、一度制作したランディングページのデータを活用して、商材に合わせてテキスト、画像、デザイン調整をすることで、安価でかつスピーディーな施策につながります。

 
 

テストマーケティングに効果を発揮

事前に広告出稿でどれくらいの売上や利益が見込めるか、事前に調査をかけることはあっても、実際にふたを開けてみないとわからないことはよくあります。

 
 

そのような場合に少額予算でまずは最小限のPDCAを回してテストマーケティングとして展開するケースもありますね。

 
 

この場合にこそ、ランディングページの使いまわしという発想は効果を発揮します。

 
 

さらに、施策単位でランディングページを使い回すだけでなく、サービス拠点毎や支店毎にもランディングページは転用できます。

 
 

事業所間でランディングページを転用する

 
 

例えば具体例を見ていきましょう。

 
 

全国でサービス展開している B 2 Bビジネスで主にオフィスや工場のLEDを販売している企業のランディングページを、リード獲得目的で制作すると想定します。

 
 

札幌のサービス拠点で新たにランディングページを展開しネット広告運用します。その結果が良ければ次には福岡のサービス拠点で福岡のために編集したランディングページで広告出稿をするといったケースです。

 
 

サービス拠点毎に別途、それぞれの地域での制作会社に依頼して制作する必要は必ずしもありませんし、複数サービス拠点を取りまとめて一箇所で展開するほうが、地域毎のパフォーマンスの差を比較しやすいという側面もございます。

 
 

また、関係者の数が絞られるためにコミュニケーションコストも削減できる可能性があります。

 
 

この例でいくと、札幌で製作したランディングページの制作会社で福岡にも展開するのが工数的にも費用的にも、納期面も短くなりますね。

 
 

このように各支店でランディングページを共有していくというのは複数事業所で運営されている企業であれば非常に有用になります。

 
 

ただ、この辺りは全ての事例に当てはまるわけではありませんし、制作する内容やその背景や意図に沿って適切なランディングページを制作することは重要になります。

 
 

そして、広告施策を企業内で開始するときに、ランディングページ制作のためにその都度稟議を上げて、どれくらいの費用対効果が見込めるのか、といったことを社内で共有する必要がある場合もよくお聞きします。

 
 

この場合に、前述の通りすでに成果の出ている施策を同一法人内で転用するという考えに立てば、このような稟議や書類作成の工数を削減できる場合もあります。

 
 

このように既存の制作物をうまく活用して、トータルの費用対効果を高めることも考えていきましょう。