広告のリンク先はLPに集約しない方が良い理由

広告のためにランディングページを作ったので、すべての広告をそのランディングページに遷移させたいというご要望をいただく場合があります。

 
 

この辺りは様々な事情があるかとは思いますが、最初に結論から申していますと広告やキャンペーン、ターゲティングによって有効なリンク先というのは変わってきます。

 
 

そのため、その広告にとって適切なリンク先はどこなのか?ということをきちんとあらかじめ意識しておくことが重要になります。

 
 

例えばGoogleのショッピング広告を出稿している場合は、縦長のランディングページよりも、商品詳細ページにリンクした方が望ましいケースがあります。

 
 

ショッピング広告というのは、検索結果やその他の表示枠で、商品の画像と価格がセットで表示される広告枠です。

 
 

この商品と画像がセットで表示される広告をクリックするユーザー層は、一定数購入に近いユーザーであるというふうに仮説を立てることができます。

 
 

なぜならインフォメーションとして情報を調べたいだけのユーザーであれば、わざわざ価格や商品画像が並んでいるリンク先をクリックする傾向は低いと考えることができるからです。

 
 

そのため、全てのケースにあてはまるわけではありませんが、価値を訴求するLPよりも商品詳細ページで購入のボタンが押せるようなページというのが望ましい場合があります。

 
 

反対にまだ特定のキーワードで検索をし始めた段階のユーザーに対しては、自社商品の便益や、コアな価値が高いことをPRする目的で、ランディングページも有用です。

 
 

あるいはYouTube動画広告や、SNSなども有益なツールになってきますね。

 
 

このようにユーザーニーズは多様になるため、広告毎に適切な広告のリンク先を設定することが重要になります。

 
 

リンク先は必ずしも、広告のために用意したページだけでなくニーズによっては自社で展開しているブログ記事の方が広告のリンク先として適切になることもあります。

 
 

このような多様なニーズに対応する広告の配信手法もまらたくさんありますので、広告のリンク先に課題を少しでも感じる場合は改めて再考してみるのも良いでしょう。

 
 

たとえば、検索結果に表示させる広告であればリンク先を多様にするために広告表示オプションというものがあります。

 
 

広告表示オプションを設定すると以下のように検索画面のトップに広告文が表示されその下に多様なリンク先が表示をさせることができます。

 

 

この多様なリンク先というのが広告表示オプションです。

 
 

この広告表示オプションの設定は基本的な動作ですが、検索結果においては広告の表示面積がアップするという効果もあります。

 
 

少しかけ足になってしまいましたが本日は、広告のリンク先は1種類のLPに絞らずに、ニーズに合ったリンク先を設定しましょうというお話でした。