企業におけるカスタマージャーニーマップと活用方法

カスタマージャーニーマップの作り方

暑い日が続きますね。

 
 

こんな中、現場に出て動いていると汗が滴り落ちてくるので、適度に水分補給しながら頑張っていきたいと思います。

 
 

広報ご担当者様も、今がターゲット獲得の踏ん張り時、という状況をよくお聞きします。

 
 

インターネットで企業様の戦略を考える時に、起こりやすい課題としては「刈り取りに終始している」という状況があります。

 
 

特に広告戦略や、毎月の成果についてはやはり目の前の数字をクリアすることが最優先事項のため、そこにコミットすることが重要となっていき、当社でもサポートさせていただいている状況です。

 
 

それと同時に、中期的・長期的なインターネットの取り組みとしては、ターゲットの母数を引き上げることが得策と考えられます。

 
 

そこで、当社でも使用してい戦略の中にカスタマージャーニーというものがあります。

 
 

カスタマージャーニーとは、ターゲットの対象者の認知から最終的な入学申込に至るまでの段階毎に必要な情報を届けられているか、有効なコンテンツが存在するか、を確認し改善していくために使われるフレームワークです。

 
 

今回はその基本となるカスタマージャーニーマップの作り方についてご紹介させていただきます。

 
 

まず、カスタマージャーニーマップは、最終的な申込までの認知、情報収集、比較検討、申込までのユーザーの心理や状況に合わせて以下のように要素を分解します。

 
 

①状況
②心理
③情報ニーズ
④行動

これらを組み合わせて、今回は例として専門学校の基本形となるカスタマージャーニーマップを作成してみます。

 
 

ペルソナ
jyoshikousei
宮城県仙台市在住
女子高校生
認知 情報収集 比較検討 申込
年次 高校1-2年生 高校2-3年生 高校3年生 高校3年生
状況 将来について、少し考え始める 具体的に進路を検討する 候補の進路を絞る 進路が決定
心理 何が自分に合っているか、少し考えたい。友達はどう考えてるのかな? そろそろ本気で考えたい。高卒で就職するのか、企業か、大学か… いろいろ調べて3つの進学候補に絞り込んだ。結局将来の道を限定するよりは、トータルに美容を学びながら将来の就職先も決めたい 進路が決まったので、必要な準備をしたい
情報ニーズ 美容師、メイクアップアーティスト、ファッションアドバイザー、ウェディングプランナーなど、どんな将来が選べるのかな? 大学と企業の違い、企業卒業後の将来性、何を判断軸にすれば良いか? 最終的に授業内容や、学校毎の違いは? 出願手続き方法とか、入学の流れは?
行動 とりあえず親、友達などの身の回りの人の話を聞いてみる インターネット検索、オープンキャンパスに参加、学校の先生に進路を相談、高校生ガイダンス 学校サイト、パンフレットにて授業詳細や各校の違いを見る 入学予定者対象説明を聞く、入学手続きを進める

・メインターゲットとなるターゲット像をイメージして作成します。

 
 

・実際に在校生などにもヒアリング、アンケートしながら状況に具体性を追加することでオリジナルなカスタマージャーニーマップが完成します。

 
 

ここまで、一通りカスタマージャーニーマップを作成したら、それぞれの状況毎に有効なコンテンツと・媒体を、カスタマージャーニーマップを参考に思考していきます。

 
 

例えば、以下に例を見ていきます。

 
 

コンテンツ 高校1-2年生向け
人気の職業とお薦めの理由コンテンツ
高校2-3年生向け
◯◯になるにはどんな企業に入るのが良い?コンテンツ
高校3年生向け
一般的な企業との比較一覧表コンテンツ
高校3年生向け
入学手続きと出願の流れ

今回はシンプルなカスタマージャーニーマップの作成法をご紹介させていただきましたが、学校様毎により詳細でオリジナルな状況に合わせたマップを作成し、戦略に役立てることも可能となります。

 
 

今後のコンテンツ制作を検討する際に、一度想定されるユーザーのカスタマージャーニーマップを作成してみて、改めて検討に入るのもおすすめです。