様々ある広告手法の中で、来店促進のための折込広告やチラシは一般的に人口密度が高いエリアの方が反応が良いと言われています。
人口密度が高いほど、実店舗から近い距離に多くのチラシを撒くことができるから、ですね。
これと同じような考え方をインターネット広告に適用することもできます。
実際の店舗を運営していて、来店を促進したいオーナー様の場合はご参考にしていただける情報になります。
一定の人口密度があるエリアに広告を配信する方が広告効果が高いという仮説を持っている広告主様にも有効です。
例えば、弊社を例にしてみます。
弊社ではコインランドリーのオーナー様向けにそのコインランドリー独自のWEBサイト制作サービスを提供しております。
この場合は、いったんオーナー様の立場になって考えてみることが大切です。
自店舗であるコインランドリーの近隣に、最近競合になりそうなコインランドリー店舗が新規に増えている…
そんなコインランドリーオーナー様こそ、他店と差別化できる、新規客の来店動機になる独自のホームページ作成や、LINE公式アカウントでの定期的なつながりで、WEB上の訴求力を高めたい、と考える方も少なくありません。
弊社の場合はそのように、新規でコインランドリーのホームページをつくりたいと考えているオーナー様とつながりたいため、「人口密度」を重視してコインランドリーのホームページ制作のインターネット広告を出稿しています。
コインランドリーの場合は前提として用途地域の制限がありますが、やはり人口が一定レベルで密集しているエリアに新規出店される、新規客を求めているコインランドリーオーナーが多いためです。
反対に、人口が一定の基準で密集していないエリアの場合は、1件のコインランドリーでより広範囲に洗濯のニーズを取り込んでいるため、キャパシティ的にも新規客を取り込む必要がない、あるいはすでに高い認知度を持っていると考えることができます。
では、具体的に人口密度に基づいて広告出稿する方法を見ていきましょう。
主に以下の2つの方法があります。
実際の人口密度を確認しながらターゲティングする
地図上に人口密度を表示できるツールを使って、その上で地図上の人口が密集しているエリアに任意の同心円上にインターネット広告でターゲティングする手法です。
視覚的に、人口が密集しているエリアのみを効率的にターゲティングできるので、取り組みやすい方法になります。
具体的には、視覚的に人口密度の高いエリアを可視化できるツールを使うことができます。
図の中の「メッシュ読み込み」を選択すると人口密度別にサーモグラフィーのような表示で、広告出稿先の参考データとして活用できます。
あとは、人口密度の地図データを参考に、広告アカウント上のターゲティングマップで同心円を描いて出稿先エリアを設定していく流れになります。
市区町村ごとの人口密度でターゲティングする
視覚的な要素ではなく、実際の市区町村別に人口密度の高い市区町村だけに広告を出稿することもできます。
この場合は以下のサイトを参考に、人口密度が一定以上の市区町村を絞り込みます。
https://uub.jp/rnk/cktv_j.html
人口密度の値は「人口密度と運用者の肌感覚を一致させる」ことも重要です。
具体的には、「静岡県 富士市」から「大阪府の守口市」くらいまでの人口密度の市区町村に出稿したい、というように実際に広告運用者の肌感覚をもとに人口密度の範囲を決める参考にすると現実的な人口密度のラインが見えてきます。
つまりは、実際にエリアをターゲティングする運用者が実際に行ったことがある市区町村の感覚上の人口密度と、実際の数値の人口密度を一致させることで有意なものにします。
一括で市区町村を広告に反映させる
実際の市区町村ごとの人口密度の反映が決まったら、あとは各種広告アカウントに実際の市区町村を一括で反映させて、人口密度をもとにしたエリアターゲティングは完了になります。
もちろん、広告アカウントによって人口密度の高低によって、キャンペーンを分けて成果を比較したりすることも、時には有効になります。
人口密度が一定レベルの際に受注確度が上がる商材をお持ちの広告主様のご参考になれば幸いです。