自社サービスの告知で使えるインターネット広告の設定とは
今回は、広報活動の中でも必ずと言って良いほど実施されている、検索連動型広告についてお話します。
企業の広報戦略として、多くの組織で取り入れているのがリスティング広告です。
そんな、企業のweb広告の中でも予算規模が比較的大きいリスティング広告。
しかし、気をつけなければいけないポイントがいくつかあります。
なぜなら、「自社サービス」のように極めて年齢層やジャンルによってターゲットが絞り込まれる際の広告出稿は、初期の段階で絞込にある程度の精度が必要になってくるからです。
その中でも本日は1点に絞ってお届けさせていただきます。
ターゲットにしているユーザーと、広告出稿するキーワードのバランスが取れていないケースが多数
例えば、美容品番倍の会社で以下のようなキーワードを登録していると仮定します。
- “化粧水 保湿”(部分一致)
- “+化粧水 +保湿”(絞込一致)
- [化粧水 保湿](完全一致)
この中で最も関連性が高いのは、完全一致の[化粧水 保湿]ですね。
しかし、このようなワードはクリック単価が高騰するケースが非常に大きく500円を超えてくる場合も多くあります。
仮にCV率1%だとすると・・・
CPAが50,000円!さすがに高すぎるので、調整が必要そうですよね。
そこで、Google広告のDFSAが有効になる
上記の状態を、更に有効なターゲットのみに絞る際に使えるのがGoogle広告のDFSAです。
DFSAとは、検索連動型広告でデモグラフィックデータによるターゲティングが可能になる機能です。
実際にGoogle広告で広告グループ内のユーザー属性を閲覧してみると、以下のような形になります。
ほとんどの訪問者が女性で且つ、18-24歳までということがわかりますね。このような場合に効果を発揮します。
一旦DFSAで可能な機能をまとめます。
- 検索広告で、特定の年齢層・性別に絞り込んでターゲティングできる
- 年齢層・性別で入札単価調整を設定できる
- 年齢層・性別の除外設定ができる
これができると、自社の強化したい製品で、想定しているユーザーデータに合わせて、確度が高いターゲットに広告出稿をできます。
例として、以下の条件のときにだけ広告出稿をできるということになります。
キーワード | 化粧水 保湿 |
---|---|
性別 | 女性のみ |
年齢 | 18-24歳 |
上記に、更にエリアや除外キーワードなどをキャンペーン設定に盛り込むことで、精度が向上します。
もちろん、広告をクリックした遷移先ページの品質スコアは重要となりますが、高い品質スコアを持っていれば更に、検索広告で競合優位に立てる可能性があります。
以上、企業の場合は出稿するキーワードの選定が重要になりますが、より柔軟に「見てほしいユーザー」のみに検索広告のターゲティングを絞りこめる設定をご紹介しました。
今後も柔軟な検索ターゲティングを実施していきましょう。