企業サイトで必須のGoogle Analytics設定

企業サイトで必須のGoogleアナリティクス設定について

企業サイトのGoogle Analyticsで、必ず設定しておきたい項目

企業様サイトで最も多く利用されているツールといえば、それはGoogle Analyticsではないでしょうか。ほぼ必ずと言っていいほどAnalyticsタグがサイトに挿入されています。(ごく稀にタグが入っていないケースもございますが。)

そのGoogle Analyticsですが、正しく分析するための設定が実施されていない場合が本当に多いのが実情です。つまりデフォルトのまま、ということです。

 
 

デフォルトのままだと、なにが良くないかをざっくり言うと、「分析の精度が上がらない」ために分析から得られる改善提案精度も低くなるということがあります。

 
 

始めてGoogle Analytics管理画面を確認させていただく際にはどのような設定がされているかを確認しますが、初期設定を全て完了しているアカウントは5割程度のイメージです。

 
 

設定項目についてお問合せをいただくこともあるので、必ず設定しておきたい項目をご紹介させていただきます。

 
 

実際には、サイト毎に必要となる設定や応用編などもありますが、ここでは間違いなく設定しておきたい内容に絞らせていただいております。

 
 

項目 内容
適切なトラッキングコードの設置確認 本サイトのみにタグが設置されていて、細部まで計測出来ていないケースもあります。ブログやニュースなどにもタグの設置漏れが無いかを念のため確認しましょう。また、フォームが別URLとなっている場合も漏れ無くフォームにタグを設置します。そしてフォームが別URLの際はクロスドメイントラッキングの設定が必要となります。
タイムゾーンの設定 初期設定の状態ではタイムゾーンがアメリカになっているので、日本に変更します。「管理」からビュー設定にて「タイムゾーンの国や地域」を変更し保存します。
通貨の設定 同じくビュー設定にて「通貨」を日本円にします。企業サイトの場合、サイトから直接売上が計算される訳ではありませんが、AdWords指標を確認する際や、CVの見なし売上、ページの価値項目など設定している場合に円で表示します。
Googleアナリティクスユーザーの追加と権限の設定 学校関係者の閲覧やAnalyticsの管理者を整理します。また、Google Analyticsの権限は管理者・編集・共有設定・閲覧などの共有されているアカウント毎に権限を設定し管理します。「管理」のユーザー管理からアカウント・プロパティ・ビュー毎に管理権限を編集することが可能です。
ページの分散計測防止 デフォルト設定の場合、ページ内容は同じでもURLが異なる場合は別ページとして計測されるためにアクセスが分散して計測されます。例えば「example.jp/」「example.jp/index.html」「example.jp/?abc111」の3つのURLは全て同一ページですが、それぞれが別ページとしてカウントされることを防止するために不要なパラメータの除去、デフォルトページ設定などを実施します。
関係者のアクセス除外 サイト製作会社や学内関係者からのアクセスも、初期設定では計測されるためこれらのアクセスをIPアドレスなどで除外します。
ビューの追加 通常はビューが1つしかありませんが、ビューは少なくとも3つ以上は作成しておきましょう。

 
 

      ①指標を閲覧、分析するための通常利用版
      ②マスタとなる保存版
    ③変更を加えて指標の変化を事前に確認するためのテスト版
フィルタの作成 サイトの利用目的に合わせて、閲覧しやすいようにフィルタを作成しておきます。新規ユーザーのみのトラフィックや広告流入、学科やキャンペーンに応じて特定のディレクトリのみのフィルタを作成しておくことでより計測を容易にし、指標を見やすくします。
目標設定 Google Analyticsでは目標を設定しておくことが重要となります。イベント申込や資料請求だけではなく、KPIとなる指標やマイクロコンバージョンも計測しておくことで課題発見に貢献します。

必ず必要な初期設定を早い段階で行っておくことで分析精度を向上させ、サイト運営の改善に活かすことも可能となります。

 
 

その他、サイト毎に必要となる設定もあり、ケースによってGoogle Analyticsの設定項目は異なってくるのが実際のところです。

 
 

また上記のような設定がお済みでない広報ご担当者様は今一度確認しながら進めていきましょう。

 
 

設定の代行を当社にて承ることも可能となっております。