ネット広告を出稿しているなら、平行して走らせることで成果が出やすい取り組みというのは確実に存在します。
もちろん業種や商材によって変わってきますので、あくまでも一般的な例としてご案内させていただきます。
例えば、ネット広告と相性の良い施策として、メルマガがあります。
メルマガというと少々古典的な手法に聞こえるかもしれません。
しかし、メルマガはブログと同じように変化の激しいネットの黎明期から存在している施策でありながら、未だに効果を上げ続けている稀有な施策の1種です。
有料枠の広告と無料枠のメルマガ
広告経由のセッションは常に有料枠であるため、何らかの無料枠とセットで実施することで、トータルでのWEB経由の問い合わせ1件獲得あたりの単価を下げるという考え方も重要です。
また、せっかく広告経由で有効なセッションを生んでいるなら、その有効なセッションを生んだユーザーに対して、2回目意向はプッシュ型のメルマガでリーチするということが可能になります。
つまり、この場合は初回のセッションが広告経由の有料チャネルからのセッションであるのに対して、ユーザーがメルマガ登録をクリックしたら2回目からは無料のメルマガ枠でユーザーにアプローチできます。
特に、メルマガは検討期間の長い商材でも有効です。
例えば、B2Cであれば進学塾やディーラー、不動産。B2Bであればコンサルティング系の業種や高価な機械設備のメーカーなどでも有効です。
検討期間が長ければ長いほど、定期的にメルマガでアプローチしながら一定の頻度でユーザーに対して、広告主様の社名やサービスをリマインドして、純粋想起を獲得できる確率を高められます。
つまりは無料でアプローチしながら、自社の商材カテゴリで競合優位性を築ける可能性があります。
広告経由のセッションからメルマガの購読までの導線設計は複数の手法があります。
例えば、無料の資料ダウンロードをLPのゴールにしつつ、ダウンロードされたユーザー情報にメルマガを配信したり、LPのゴールを最初からメルマガ購読に設定して、メルマガ登録のCVを最大化する施策もケースによっては有効です。
そのようにして、有効なメルマガリストを獲得しつつ、顕在化したリードに対して、広告以外の手法でアプローチするという考え方になります。
さらに、定期的に配信するメルマガの中で、特定のリンクをクリックしたユーザーと、全く反応を示さないユーザーを分けてリスト管理する手法も活用できます。
この場合、リンクをクリックしたユーザーや、メルマガ登録して間もないユーザーをホットリストとします。そうすることで案件確率の高いユーザーとしてセールスと連携して成約確度を高められます。
反対に、一定期間内に全く反応を示さないユーザーをコールドリストとして合わせて管理します。
このようなメールマーケティングも有効になる場合がありますので、参考になりそうな場合は意識しておきましょう。