動画広告を出稿する場合は、とくに早めに出稿先の媒体に動画をアップしておきましょう。
本日は「特にこれは気をつけておきたい」というポイントをご紹介させていただきます。
例えばyoutube広告の出稿を開始する期間限定キャンペーン動画で配信をスタートするとします。
この場合、広告配信を開始する直前に動画を配信先の媒体にアップするのはリスクが高いです。
「8月1日から動画広告出稿の開始になっているので、7月27日頃までに動画をGoogle広告アカウントにアップしておこう」と考えるのは少々キケンといえるでしょう。
まず、テキスト広告やディスプレイ広告と、動画広告は審査基準が異なります。
一般的なヘルプ記事に掲載されているようなポリシー要件を満たしていても広告の「不承認」や、そこまでいかなくてもポリシーの影響を受けて広告の表示機会が大きく損なわれることがあります。
動画の修正には工数がかかる
他のフォーマットとは異なり、修正内容にもよりますが動画の修正には数日間〜1週間、あるいはそれ以上かかる場合があるということを把握しておきましょう。
そのため、期間限定の動画配信などの場合は特に、キャンペーン期間内に配信が決定していた動画がうまく配信できない、という危険性も考えると、やはり広告審査は早ければ早いに越したことはありません。
制作するする内容や技法によって大きく変わりますが、そもそも動画制作の場合は制作自体に1週間〜長くて数ヶ月単位で納期が必要となることがありますので、意外にも広告媒体の広告審査に意識を向けられないケースがあります。
広告の視認性が問題になることも
同じ広告キャンペーンで動画のアスペクト比(縦横の比率)を変えたバージョンの動画を複数制作することがあります。
これは、PCやTV画面で最適な表示となる横長動画と、モバイルで大きく表示される正方形動画を制作してそれぞれのデバイスで最適表示をさせたい場合によく用いられます。
そのため、動画サイズが異なっても、それぞれのデバイスで動画内のテキストやアニメーション要素などが十分なサイズで表示される必要があります。
また、横長動画と正方形動画で同じ広告の動画コンテンツを配信していても、PC版だけがポリシーに抵触してしまう、といったケースも中には見られることがあります。
予め広告を配信する媒体のポリシーを把握しておくことは重要ですが、とくに動画の広告審査は慎重に進めていくのが良いでしょう。
本日は、動画広告の出稿を予定しているなら、早めに配信先媒体に動画をアップロードして、審査を進めて安全に広告出稿を開始しましょう、というお話でした。