Facebook広告で人気のある広告メニューにリード獲得広告というものがあります。
これは、広告をタップしてLPに遷移するのではなく、広告をタップすると直接フォームに飛んで、そこで個人情報を入力するような形式になっている少し斬新な広告メニューといえるでしょう。
具体的には以下のような手順でリードフォームが展開されます。
リードフォーム獲得広告のメリットとしては、以下のようなものがあげられます。
- 一般的なLPに遷移する広告よりもリード獲得数を伸ばせる場合が多い
- Facebookログインユーザーであれば、リードフォームに個人情報が自動挿入されフォーム入力の手間が省略される
- LPを用意する必要がないので、初期コストが削減できる
もちろん、リードフォームに入力してもらうために、何らかの特典を用意するような構成の広告にする必要がありますし、あらかじめ構成を練っておく必要があります。
さらにこの広告フォーマットはフォームの質問内容をカスタマイズできたり、スマートフォンから直接電話をかけられる通話リンクやカレンダーを表示して予約機能なども追加できますので、エステサロンなどのリアル店舗の予約獲得目的の広告としても活用できます。
その他、リード獲得広告は新規見込み客となるリードをより安価に獲得できることが多いため、BtoBの案件獲得などにも重宝されていて現状Facebook広告、Instagram広告で出稿が可能な形態となっております。
他の媒体ではメニューとしては表示されておりませんが、実際には同じような施策を他の媒体でも展開することは可能です。
具体的に見ていきましょう。
例えば、Googleやyahooなどのリスティング広告でもFacebookのリード獲得広告と同じ施策を実施したいとします。この場合、実施する手順は以下の2つです。
1.リード獲得のクリエイティブと特典を用意する
ここまではFacebookで実施することと同じです。リードの特典となる資料を準備したり、あるいはフォームの予約内容を作成しクリエイティブを用意して準備を進めます。
2.ほぼフォームのみのLPを制作する
Facebookではリード獲得広告で自動的にフォームが表示されますので、他の媒体でも同じような施策にする場合、広告のLPとして、ほぼフォームのみが表示されるランディングページを用意します。内容としてはリードの特典となる内容が完結に表示されていること、その直下にフォームが表示されていればOKです。
ページの制作工数がかかるものではありませんし、自前でフォームを用意しにくい環境であれば外部のフォーム生成サービスを利用しても良いでしょう。もちろん、当社でも制作を承っております。
ここまで準備が整えば、複数媒体でリード獲得広告の実施が可能になります。ポイントとしては「広告クリエイティブとLPで表示する内容を統一すること」です。あまりひねり過ぎた表現は使わずに、広告が表示された段階で、なんの特典が得られるのかがある程度明確に伝わること、そしてLPに遷移しても、広告で表示していたメッセージとのズレが生じないことが重要です。
テストも有用
ひとくちにリード獲得広告といっても、リード獲得方法は様々ありますし、ケースに応じてベストプラクティスは異なります。そのため、クリエイティブ経由で直接フォームに遷移するタイプの広告か、あるいはLPで念入りにサービス内容のプレゼンテーションをしてからフォームを表示させる方が成果が高いか、などご自身のサービスに適したかたちを見つけるためにABテストを実施してみるのも有効です。
Facebookのリード獲得広告で一定の成果が取れていることがすでに把握できている場合は、その施策を上記のような方法で他の媒体にも転用することも有効となることもあります。
本日はfacebookのリード獲得広告を他の媒体でも転用するという内容でした。