営業リソースをWEBコンテンツに活用するための具体的な方法

自社でコンテンツを充実させたいというお話は多くいただきます。

ただ、その一方でコンテンツの必要性は十分把握していても、時間的なリソースが割けない法人様も多く見られるのが実情です。特に、オンラインマーケティングを強化していく途上にある状態ではなおさらです。そういった場合に、営業リソースをいかに有効に活用するか?という視点で本日は少しご紹介させていただきます。

結論から申します。

「移動中に営業担当の方がブログを執筆する仕組みを導入する」というのがひとつのご提案になります。

例えばB2Bの業態で営業担当の方を抱えている法人でかつ、日頃の基本的な移動手段は社用車だとします。営業車の中で得意先に向かうまでの片道1時間。これも活用できる重要なマーケティングリソースです。もちろんこれは車の中でキーボードなどで文字を入力してコンテンツネタを提供させるという意味ではありません。具体的に見ていきましょう。

営業担当の方がスマートフォンを持っていたとしたら、音声入力モードをオンにしてから車を走らせて、コンテンツネタとして使えそうな原案ベースの内容を喋ってもらいます。そうすることで音声が文字起こしされるので、そのテキストの集合体をメールやチャットツールなどでマーケティング部署の方にわたします。

そのコンテンツネタを元に、情報の加筆や修正、図版を追加して、記事コンテンツにするというやり方です。この方法なら、車を運転している営業担当の方であっても、運転しながら新しい記事のコンテンツを作り上げることができます。

マーケティング部署のメンバーが実施するのは、活用できそうな情報を拾い集めて、文字起こしされた内容を記事として魅力的かつ、読みやすい体裁にするという作業になります。つまりは社内でコンテンツマーケティングを加速させる際に、「そもそものコンテンツになる情報のネタが無い。ネタをつくる時間がない」というボトルネックになっている部分をより柔軟な方法で解決するというアイディアです。

コンテンツのラストワンマイルまでを現場担当で仕上げる

コンテンツを書き上げるにあたって、テキストベースのコンテンツであれば、ラストワンマイルまでの内容を音声入力を活用してどんどん現場で詳しい人に書き上げてもらいましょう。このようにすることで、必ずしもマーケティング部署の担当と営業担当が打ち合わせをする時間も削減され、それぞれの強みにあった担当領域でコンテンツ制作の効率を上げることができます。

技術的な部分はマーケティング部署のメンバーがサポートし、それ以外の内容は現場のやりやすいフォーマットでコンテンツを作っていく。このような手法もぜひ活用していきましょう。