自社サービスにマッチした有効なリマーケティング広告の出し方

リスティング広告手法の中でも人気であり、おなじみのリマーケティング広告ですが、実際リマーケティング広告自体を出稿していても設定の精度によっても成果は変わってきます。

 
 

リマーケティングに関しては施策そのものに違いが無く、各アカウントで同じような設定になっているかと言うと、そうでもありません。より有効に設定出来ている企業様の方が高い費用対効果を発揮します。

 
 

例えば教室を運営しているサイトで以下のような設定でリマーケティング広告を出しているとします。

 
 

配信期間 30日
配信対象 サイトを訪問した全ユーザー

この場合はいくつかの設定改善が可能になり、リマーケティング広告の配信期間は、だいたいの場合30日間だと長過ぎます。

 
 

以下のグラフを見てみましょう。

 

 

ユーザーが広告をクリックしてから、コンバージョンするまでの日数毎のグラフです。

 
 

こちらのアカウントの場合、コンバージョンまでの平均日数が8.33日となっておりました。

 
 

つまり、サイトを訪問してからCVに至るまでの平均日数は8.33日ということになります。

 
 

そのため、30日間リマケ広告を出し続けても非常に長いということになり、必要以上に長く同じユーザーに配信しても効果は見込まれません

 
 

リマケを実施するなら配信期間を平均日数前後まで狭めるか、長めでもCVまでの平均日数の2倍程度、というのが一つの目安になります。

 
 

中には30日を超えて途方もない程長い期間が設定されていることもありますので、注意しておきましょう。

 
 

対象ユーザー層以外にもリマーケティング広告が出稿されている場合

もちろんメインターゲットの他にも幅広くリマケを出稿したいという場合もあるかと思います。

 
 

しかし、過去の運用実績から見てみますと、CVユーザー層を閲覧するとほとんどの場合において、対象ユーザー以外の属性がリマケからCVしているケースは無いに等しい程の値になっています。

 
 

その為、20代後半以降の年齢層にもリマーケティングリスト対象となっている場合は除外してしまう方がCPAとしては上がりやすい可能性が高いです。

 
 

また、訴求するサービス毎に性別の大半が決まってくるような商材の場合も多数の方の性別のみに絞って、それ以外を配信リストから除外しておきましょう。

 
 

例えば、製菓教室の場合、男性への配信を除外する、といった具合です。

 
 

その他、CVを達成したユーザー除外などは基本となってきます。

 
 

必要に応じて訪問ディレクトリによって出稿するクリエイティブを分けたり、CV経路となるポイントで離脱したユーザーに再訪問を促すなどの施策も有効となります。

 
 

このように、リストを精査することで更なる広告費の有効活用も可能になる場合がありますので、まだの場合は試していきましょう。