インターネット広告が印判的な集客手法として活用されている中で、「まずは少しの予算でインターネット広告で集客してみたい」というニーズが増えてきています。
インターネット広告をこれからはじめる場合に、最初から潤沢な予算が割り当てられるということは多くはありません。
少額スタートでその後の費用対効果が見込めることが確認できてから徐々に予算を増額したい、という広告主様も多くいらっしゃいます。
すでにネット広告を活用している経験がある企業様の場合と、これからネット広告をはじめるというケースでは広告に求められる価値や役割も違ってくるものですね。
今回は、これから「まずは少額でネット広告をスタートしたい」という場合にポイントとなる点をいくつかまとめさせていただきます。
ここで言う少額スタートの定義は月額予算30万円以下を想定しております。
疑問や質問に関して丁寧に扱ってくれる会社を選ぶ
まずは、インターネット広告代理店を選定することになりますが、広告代理店はその企業によってスタンスは様々です。
WEB制作がメイン事業で広告代理業も運営している会社、広告を専門に扱う会社、規模の大小、組織内のセクショナリズムなどなど、代理店の内部的な要因も関係してきます。
これからインターネット広告を集客の有効なチャネルにしたい!という場合は、広告に関する知見を必要に応じてわかりやすく共有してくれる会社を選びましょう。
インターネット広告は俗に言う「丸投げ」で成功させられるものではなく、関係者間のコミュニケーションにより広告パフォーマンスは向上することがあります。
根本的には広告主様の自社内のリソースをネット上のピンポイントな場所に露出することで見込み客を発見する手法です。
そのため、インターネット広告を出稿するということはある程度、自社内にも基礎的な広告に関する知見が残るようにしておくのは望ましいこととなります。
広告を出稿する媒体は1つに絞る
広告について調べを深めると、いろいろな仮説が出てくるものです。
「こういう出し方も有効かもしれない」や「少額でもいろんな媒体に出すことで効果検証したい」という意見も出てくることがあります。
ですが最初から複数媒体に出稿するよりは、1つの媒体で確実に成果が出ることを確認してから、他の媒体も比較検討していくのが有効となります。
特に、少額予算でスタートする場合、仮に20万円 / 月の予算で4つの媒体に出稿した場合、1媒体につき媒体費用は5万円となります。
仮にクリック単価が250円だとすると1媒体につき200クリックしか獲得できないことなります。
200クリックでは、1度もコンバージョンを獲得できない媒体が出てくる可能性が高くなってきます。
特に広告出稿開始の序盤は、成果が安定しづらいケースもあるので、精度を高めるためにも、まずは1媒体に集中して成果を望めるターゲティングを活用しましょう。
ダイレクトなレスポンス獲得を目指す
少額予算でまずは望んだ成果を獲得できるか試したいという場合、ダイレクトレスポンス(直接的な問い合わせや申込み、購入)を目的としましょう。
少ない予算で幅広いユーザー層に出稿してしまうと、成果を感じられないままに広告費が消化してしまい成果を感じられないという可能性が上がってしまいます。
最も確度が高い層に特化して広告を出稿する
インターネット広告の出稿方法は実に多用ですが、実際に多く使われている媒体は限られています。
Google広告、yahooプロモーション広告、LINE広告、Facebook広告、Instagram広告やTwitter広告など何を基準に選べばよいか分からないというケースも良くお聞きします。
これから、まずは広告を始めてみたい、という場合ですとやはり、検索連動型広告(リスティング広告)は外せない手法となるでしょう。
検索している、つまり積極的に自社関連商材について調べているユーザーに対して広告出稿できる検索連動型広告はインターネット広告の中でも最もスタンダードかつ、ダイレクトなレスポンスを期待できる手法です。
日本でもGoogle広告(当時AdWords)は2002年から活用されており、18年間も定番の集客手法として利用され続けています。
アドテクノロジーの変化スピードが激しい中でも約20年も長期に渡って活用され続けているベーシックかつコンバージョン確率の高いフォーマットといえるでしょう。
本日は、これからインターネット広告で集客してみたい、という広告主様向けに最初にポイントとなる内容について記載させていただきました。
広告出稿してすぐに成果が出せる場合もあれば、少し時間が必要なケースもあります。
ただ、データに基づいて改善施策を継続することで、着実に成果に近づけられるのがインターネット広告の特徴でもありますので、まだ出会えていない見込み客の発見ツールとして活用していきましょう。